「百合」タグアーカイブ

あの娘にキスと白百合を 全10巻 – 缶乃

学園を舞台にした、巻ごとに主人公が変わるオムニバス作品。恋愛を扱った作品って長く続けるべきじゃないなというのが私の持論であるが、この作品は「くっついたあのカップルの先を見たい」という願望が後続の巻でちょくちょくフォローされるので、オムニバス形式をかなり上手く利用していて感心する。

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麻衣の虫ぐらし – 雨がっぱ少女群 全2巻

百合目当てで読んだのだが農業ネタが面白くて結局そっちメインで読んだ。「虫ぐらし」というか「害虫駆除と切っても切れない農業ぐらし」の方が実際の内容に近い。

社会人百合作品でもあるのだが、大抵OLと在宅勤務者が出てくるこのジャンルで農業という特定の職業テーマで仕事の内容に強くフォーカスしているという意味で結構珍しい。虫が出てくるからという理由で読まず嫌いするのは非常にもったいない作品である。

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やがて君になる 公式コミックアンソロジー

人気百合漫画『やがて君になる』の公式アンソロジー。市場の小さい百合作品でありながら異例のヒットを飛ばした本作品、アニメ版がファンの不安を覆す高品質、スピンオフ小説(記事)に業界定番の作家を連れてきて、このアンソロジーでも有名作家をゾロゾロ揃えて、電撃も作品を大事にしていることがビンビンに伝わってくる。

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やがて君になる 佐伯沙弥香について – 入間人間

告白なんてされたのは初めてだった。 なにを考えればいいのかも分からない。 ……そして、これからずっと先に、ふと振り返ると。 最初に告白してきたのが女の子だったのは、そういう運命の暗示だったのかもしれない。

人気百合漫画『やがて君になる』(記事)のスピンオフ小説。著者は『安達としまむら』シリーズの入間人間。

本編中において「もう絶対勝利させては貰えないサブポジション」でのたうち回る佐伯沙弥香先輩が主人公。本編読んでいると主役カップルよりもずっと心情描写に印象が残るキャラで、外伝で掘り下げするとなったら他には考えられないという人物でもある。スピンオフ作品は原作知ってるとなんか違うなという違和感が出ることも多いのだが、後書きで原作者が「あまりに紛れもない佐伯沙弥香」と書いているとおりでさすがと言うほか無い。

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私の百合はお仕事です! – 未幡

『店員が少女漫画の様な振る舞いをして、客は百合を期待して見に来るというコンセプトの喫茶店』が舞台という「見世物としての百合が前提になっている」ありそうで見かけない設定の百合漫画。ここに普段から外面使ってる主人公がやってきて二重に裏表が絡むトリッキーな仕掛けになっている。

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少女☆歌劇レヴュースタァライト

2018年に見たアニメでもっともハマった作品。舞台・アニメの両方で展開するブシロード発進のマルチメディア企画で、非常に凝った演出と構成で度肝を抜かれ、百合厨にも大変に優しい内容で完全にスタァライトされてしまった。

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エクレア あなたに響く百合アンソロジー

百合方面に力を入れ始めた電撃から発売されている百合アンソロジー。業界から引っ張ってきた強力な人選が良かったのか好評を博して現在4巻(無印, blanche, bleue, rouge)目まで発売されている。

当初は1巻完結で短編予定で描かれているはずだが、続刊に伴って連作になっているものも多い為、興味のある方は(可能なら)無印からをお勧めする。

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GIRL FRIENDS 全5巻 – 森永みるく

百合業界では有名な森永みるくの代表作。百合って別に恋愛じゃねぇなぁと思うことが時々あるのだが、こういうはっきりと恋愛漫画してる作品を読むとそういう意識が顕著になる。百合って基本的に恋愛作品じゃ無いの?っていわれそうだが個人的にはそうでも無い。百合がA、恋愛がBならこの作品はA∩Bって感じ。

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