世界唯一の百合専門雑誌『コミック百合姫』には毎号巻末に『HIME CAFE』という読者投稿のコーナーがあり、毎回連載中の作者とその担当者が読者からの質問投稿に答える内容になっている。
本記事は各号の作家と担当者を一覧にして掲載した。単行本には掲載されない裏話を調べたいファンの足がかりになれば幸いである……まぁ私が一覧欲しくて一迅社のページとか探しても見つからなかったから作ったってだけなんですけどね?
余談だが、作者と担当者は『読者からの質問に答えている人』なのでインタビュイー(interviewee。インタビューされている人という意味)がふさわしい気もするのだが、コメンテーターと呼ばれているようだ。
続きを読む コミック百合姫 読者投稿コーナー『HIME CAFE』のコメンテーター一覧 →
通称「ロンガル」。今時珍しい位の王道中の王道の百合作品で、百合漫画大賞2021の1位に輝いた。まさか1位になると思っていなかったので「自分も好きだけどこんなに人気だったの!?」ってなった。
続きを読む ロンリーガールに逆らえない – 樫風 →
通称「いちます」。出オチみたいな始まりから全3巻で綺麗に着地する良質の同居百合。
続きを読む 一度だけでも、後悔してます。 全3巻 – 宮原都 →
百合漫画『あの娘にキスと白百合を』作者、缶乃の最新作。通称『やさかん』。
決まった二人の固定カップリングが好まれる傾向にある百合界隈に、あえて三角関係という真っ向から対立する要素を中心に据えて挑む作品。
続きを読む 合格のための! やさしい三角関係入門 全2巻 – 缶乃 →
通称「きたかわ」。第1巻の表紙を見た瞬間に「あれ?これ2~3巻あたりでこうなるよね?」「タイトルの『君』って多分さぁ……」って理解(ワカ)る人はもう全くその通りなので、こんな記事読んでないでレジ行ってください。
本記事(に限らず本サイトの記事)はネタバレ感想なのでご覧になる方はそのつもりで。
続きを読む きたない君がいちばんかわいい – まにお →
わたし侑ちゃんだけのスクールアイドルでいたい
だからわたしだけの侑ちゃんでいて?
大人気アイドルシリーズ『ラブライブ!』の『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のアニメ版。
ラブライブなのに物語の構成や演出の妙に唸る「本当にこれラブライブなの?」と言いたくなるような良アニメ化だった。外伝的立場だからできたのか、従来シリーズのアンチテーゼとも呼べる展開が出てくるので驚く。また一見よくある良い子ちゃんメインヒロインを装っている上原歩夢こと『ぽむ』がとんでもない暴れ馬なので、百合厨なら一度は見ておきたい。
続きを読む ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 アニメ版 →
2020年6月~11月にかけてTwitter上で盛大にバズった、同人誌を巡る女性の悲喜交々エピソード漫画が書籍化。同人に関わる読者を悶絶させる切り口のエピソードもさることながら、今後の同人界で共有されるであろう「おけけパワー中島(おけパ中島)」という概念を産みだしたことで一つのマイルストーンと言える作品である。
続きを読む 私のジャンルに「神」がいます – 真田つづる →
令和から戦後までの70年間の期間をもって二人の女性の人生を追っていく作品。「数十年単位の長い年月を掛けた関係性」という誰もが一度は書きたくなるようなテーマを戦後の日本を舞台に描くとき、それが「一緒に『いなかった』長い年月」として結実する描写に脱帽する。
百合というジャンルが「女性と女性の間にある関係・感情」を広く扱う言葉であるのなら、本作のような作品をもってジャンルが大きな可能性を持つことの証明としたい。
続きを読む 夢の端々 – 須藤佑実 →
雑誌「ウルトラジャンプ」に掲載された読み切りを集めたアンソロジー。いくつかの百合アンソロジーを読んでいるが、百合の方向性より作者の個性に振ったタイプの作品が多い本作は百合アンソロジーとしては異色であると思う(というかそもそも「読み切りの中で百合っぽい奴」を集めたものらしい)。
アンソロジーは各収録作品の短さで物足りないことも多いのだが、本作は1作1作のページ数のボリュームが多く、1巻約350ページ、2巻約440ページ、3巻約500ページもある。これは一方で紙での発行がなく電子書籍でしか読めない理由にもなっていると思われる。
続きを読む ユリトラジャンプ~ウルトラジャンプ百合アンソロジー~ →
2019年放映のいわゆる『きららアニメ』。一見可愛い雰囲気の中に時々重い設定が紛れ込む作風の原作が質の良いコメディアニメになり大ヒットした。見たんですが結局「シャミ子が悪いんだよ」は言っていませんでした。
続きを読む まちカドまぞく アニメ版第1期 →
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