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百合姫の単行本未収録読み切り漫画

世界唯一の百合専門雑誌『百合姫』に掲載された読み切りで、単行本には未収録の為その号を読む以外に閲覧手段が無い作品の感想をまとめた。対象期間は電子書籍化した2017年1月号以降で、新しいものから順番に古くなるようにしている。

ラインナップは以下の5編。

  • 純玲 – スノウトーク
  • くわばらたもつ – お前に聴かせたい歌がある
  • さかなや – 蔓日々草
  • のちむゆ – わたしのこい
  • 土室圭 – 白紙の彼方

ネタバレ感想なので気にする方は注意して読むこと。

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マイ・ブロークン・マリコ – 平庫ワカ

「何かあった?」
「何かない日なんてないの」

青年誌的な躍動感ある絵柄から迸る激情の嵐が、作者が無名の新人であるにもかかわらず発表当初から話題になった衝撃作。いわゆる『萌え』とは異なる文脈の作風であるが、女性間の強烈な感情の描写が特に百合のファンの間で『巨大感情』とされ話題となった。

本記事はネタバレで描いているので、読んでいない方はこんなサイト見てないで取りあえずComicWalkerpixivコミックあたりで1話目の試し読みをオススメしたい。読んだら次の瞬間にはAmazonとかでポチってしてますよ、きっと。

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ゆりゆり – なもり

ゆるゆり作者なもりの短編集。1巻はオリジナル同人誌の再録本、2巻は百合姫の読み切りを掲載したもので1巻から7年ほど経ってからようやく出版された。

代表作ゆるゆりの作風からきらら的な内容を想起しがちであるが、どれも王道とも言えるハッピーエンドな百合作品である……2巻の途中までは。

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グランベルム

元々ロボ作品をやりたかったがそれでは企画が通らないので美少女要素を入れて作ってみたら、完成したのは仮面ライダーだった(監督談)……という凄い作品。ロボバトルの要素はアツいし、バトル間のエピソードは視聴者の予想を裏切る展開で引っ張るし、百合的な見所あるしでかなり良いオリジナルアニメだった。 続きを読む グランベルム

繭、纏う – 原百合子

ねえ制服が息する音聞いたことある?

お嬢様学校という閉鎖環境、髪で結った制服、周りに影響を与えずにはいられない謎の美少女、と感情を燃え上がらせる要素てんこ盛りの百合作品。

表紙を見て「あっ、これ好みだ」ってピンと来た方には、「あなたの考えている100倍くらいそうなので、ネタバレもあるこんな記事読んでないでさっさと買いに行った方が良いですよ」と言いたい。

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双角カンケイ。全2巻 – タチ

スラップスティック・ドタバタコメディみたいに展開するのだが「いつバレるんだろ(笑)」とジェットコースター的に楽しんでいたら雲行きが怪しくなっていき、ラストでは「タチ先生……?」と呆然。同作者の「桜Trick」のイメージで行くと死ぬから気をつけて!

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処刑少女の生きる道(バージンロード)―そして、彼女は甦る― – 佐藤真登

これは、彼女が彼女を殺すための物語。

7年ぶりのGA文庫大賞であるという一方で、女性主人公で百合要素がある点でも一部から注目される作品。定番ファンタジー設定の裏をかいた独自の世界観と、その設定と切っても切れないメノウとアカリの独自で複雑な人間関係が読者を唸らせる。

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