ねえ制服が息する音聞いたことある?
お嬢様学校という閉鎖環境、髪で結った制服、周りに影響を与えずにはいられない謎の美少女、と感情を燃え上がらせる要素てんこ盛りの百合作品。
表紙を見て「あっ、これ好みだ」ってピンと来た方には、「あなたの考えている100倍くらいそうなので、ネタバレもあるこんな記事読んでないでさっさと買いに行った方が良いですよ」と言いたい。
ねえ制服が息する音聞いたことある?
お嬢様学校という閉鎖環境、髪で結った制服、周りに影響を与えずにはいられない謎の美少女、と感情を燃え上がらせる要素てんこ盛りの百合作品。
表紙を見て「あっ、これ好みだ」ってピンと来た方には、「あなたの考えている100倍くらいそうなので、ネタバレもあるこんな記事読んでないでさっさと買いに行った方が良いですよ」と言いたい。
「禁断」というテーマに引き寄せられる人にピッタリな闇の百合だらけ。執筆者は百合クラスタからすると有名な人ばっかりだし、昨今山のように出ている百合アンソロジーの中では個人的にあたりだった。
スラップスティック・ドタバタコメディみたいに展開するのだが「いつバレるんだろ(笑)」とジェットコースター的に楽しんでいたら雲行きが怪しくなっていき、ラストでは「タチ先生……?」と呆然。同作者の「桜Trick」のイメージで行くと死ぬから気をつけて!
ごきげんよう、お姉様!だいぶ多様なテーマに展開した一迅社の百合アンソロジーだが、本作は原点に帰ってスール百合。「マリみて」が切り開いて久しい地平の作品はどこかで懐かしい。
クラスカースト上位のギャル、まりんちゃんの「聖ヌルヌル女学院お嬢様は恥辱倶楽部ハレンチミラクルライフ2」の黒江雫たんのコスプレを手伝うことになった主人公ごじょーくんの奮闘記。特に2巻のまりんちゃん完堕ち以降は読んでると絶対変な顔になるから人前で読まない方がいいですよ(真顔)。
本来のタイトルが「泣きながら百合セックスアンソロジー」だったらしく、すれ違い要素を求めると若干肩透かしを食らう。「体でつながっても心でつながれない百合アンソロジー」とかの方が良かったかも。当然ながら「百合はハッピーエンド主義!」な人は回れ右である(そんな人が手に取るとは思えないが……)。
小林立の美少女麻雀漫画「咲 -saki-」のスピンオフ。一応敵キャラでありながら、限界を超えて能力を使ってズタボロになりながらラスボスに挑むという主人公かよお前みたいな扱いだった怜とその相棒キャラである竜華の過去を描く。1巻と同時発売された本編16巻も半分くらい怜が中心だったし編集部の推しなんだろうか?