レズ風俗アンソロジー

かつての砂漠状態が信じられないくらい百合の供給が増え、百合アンソロジーも今年に入って10冊以上発行されるようになった昨今、多様化の為か凄いのが出てきた。どうしても同じようなパターンの作品になってしまいそうだが、テーマを守りつつバラエティに富んでいて感心する。

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女の子に癒されたい!そんな女の子が集うお店の”ヒミツ”を描いたアンソロジー登場★カバーは焔すばる、コミックスは岩見樹代子・大沢やよい・片倉アコ・コダマナオコ・ななつ藤・焔すばる・ましまる・蓮城はに の計8作品の収録。思うままに満たされる世界へようこそ! - 一迅社

この題材でよく人集まったな……と思っていたが、巻末のAfter talk見ると編集側からオファー掛けてるらしい。片倉アコ先生が編集から「レズ風俗がテーマで純愛で3Pモノください」ってお題出されて描いたって書いててなんか吹いたけど、そんななのに自分の作風に落とし込んでて凄い。ゼロから書いたように見えるぞ。

https://twitter.com/tef_akiba/status/1119071792499265537

調べてみたら、ありそうで無かったテーマの本書を担当した編集者のてふ氏は、以前は百合妊娠アンソロジーも担当した方なんだそうで、レズセに歴史有りですな。TwitterのBIOを見ると「2DK、Gペン、目覚まし時計。」つながりで大沢やよい先生を、「ルミナス=ブルー」つながりで岩見樹代子先生を連れてきたのか。

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レズ風俗百合の権威である焔すばる先生(この人無しだったら企画成立しなかったかもね)の表紙と短編から始まる本短編集、思ったよりいろんな話が載ってて驚いた。客と風俗嬢がリアルでのつながりを持って~って話が多いだろうなぁと思ったら結構ひねった話が出てくる。

一番印象に残ったのは岩見樹代子先生の「sugar×cigaret」で、風俗嬢×風俗嬢で眼から鱗だった。仕事上の指導だったけれど性癖が変わってしまってそうなったらこれから同じように性の仕事は出来ない、っていうオチは切ないしまさしくこのレズ風俗テーマならではで感心。

この手のアンソロジーって、パルフェとかショコラみたいなタイトルに副題として「○○百合アンソロジー」って付けるのがよくあるパターンなんだけど、これタイトルが直球で「レズ風俗アンソロジー」なんだな。シリーズ化の予定は無いってことなんだろうか。需要あると思うんだけどな。

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