毎年『映画秘宝』の別冊ムックとして出ている『アメコミ映画完全ガイド』の2018年度版。
「書籍」カテゴリーアーカイブ
世界のエリートがみんな使っているシェイクスピアの英語 – 西森マリー
現在の英語表現に大きな影響を与えているシェイクスピアの有名なフレーズ、代名詞となっている人物などに平易で分かりやすい解説を付けた書籍。単語ごとに分けられた辞書的な構成をしていないのでリファレンスにはやや欠ける一方で、初学者には読みすすめていきやすい。
ディープ・スロート 大統領を葬った男 – ボブ・ウッドワード
連絡をとりあう方法を、あらかじめ決めておく必要がある――人に気づかれるおそれがなく、勘ぐられないような環境の変化を利用する、とフェルトは言った。(中略)緊急に会わなければならない場合には、手摺近くに置いてある植木鉢を奥に引っ込めることに決まった。(p67)
ウォーターゲート事件の内部告発者ディープスロートの正体である当時のFBI副長官マーク・フェルトを、リーク先であったワシントンポストの記者ボブ・ウッドワードから書いたノンフィクション。
大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日 – ボブ・ウッドワード カール・バーンスタイン
ワシントン・ポスト紙の若手記者二人が1972年のウォーターゲート事件を発端にニクソン政権が行っていた不祥事を暴くノンフィクション。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/コンプリート・ヒストリー – マーク・スメラク
「オリジナルの1969年版から”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の名前を盗むというのは、土壇場で思いついたんだ」とアブネットは言う。「名前を盗むのは彼らの様な無法者の一団、海賊にも似たはみ出し者に相応しい行動でもある。また同時に”オリジナル”のガーディアンズに関わる物語の可能性も開かれる」 (p76)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(記事)に合わせてその一か月前に発売されているが、映画用の副読本というわけではない。アメコミはキャラクターの設定を一新したりクロスオーバーさせたりして何十年も使いまわしてきたわけだが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(GotG)もまた誕生してからの数十年で色々あったということを各時代のイラストとともに振り返って解説してくれる豪華本。
お金は寝かせて増やしなさい – 水瀬ケンイチ
インデックス投資家にはおなじみのインデックスブロガー水瀬ケンイチ著。基本的にまったく知識の無い読者向けの書籍であるが、元々インデックス投資って必要となる知識が長年やっている人間でも初心者向けの範囲からたいして逸脱しない。なので知識のアップデートを兼ねて読んだ。
リーダブル・コード
プログラマー向けの良本ランキングとかを見るとほぼ100%入っている、あの業界では多分知らないとモグリ扱いであろう有名な本。2012年6月邦訳であるが、私の持ってるのは2016年4月発行の19刷目。オライリーの本ってこんな売れるんだな。
知覚の扉 – オルダス・ハクスリー
『すばらしい新世界』で知られるオルダス・ハクスリーが、幻覚剤メスカリンの服用による鋭敏になった感覚での体験を通して人間の意識について書いたエッセイ。意識改革ブームに先鞭をつけ、1960年代に音楽などのアート文化に影響したサイケデリック文化へと繋がっていく。
シンプルにわかる確定拠出年金 – 山崎元
2017年1月から個人型確定拠出年金(通称iDeCo(イデコ))という形で誰でも確定拠出年金を利用できるようになった。本書はその制度の紹介と利用方法を新書の形で簡潔にまとめたもので、インデックスファンド運用をする前提での使い方が書かれている。
ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOK
来月から2期の放映が決まっているラブライブ!サンシャイン!!の第1期のオフィシャルBOOK。キャストのコメントが山ほど読めるが、個人的には酒井和男監督のインタビューが一番興味深かった。