第二次世界大戦の時代から出発し、ヒーローとヴィランの登場で変わっていくマーベル世界のアメリカの数十年を、新聞記者フィル・シェルダンの目を通して描く。「マーベルヒーローの最大の敵はあの世界の市民」とアメコミファンに度々揶揄されているが、本作ではヒーロー・ヴィランたちに圧倒される市民が主人公となる。
マーベルはDCと比べて「一冊で完結している名作」というものに欠けている印象があるのだが、本作は珍しくそれに該当する作品なので気軽に読める……と書いたものの、マーベル史に詳しければ詳しいほど面白いだろうなぁこれ。
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2019年の開始を機に前からやろうと思っていたサイト名とそれに伴ったドメインの変更を行った。
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2018年の雑感。振り返っただけで特に何かあるわけでもない。ほとんど記録の様なもの。
続きを読む 総括:2018年 →
早川書房のSF専門雑誌SFマガジンが百合特集をしたら想定以上に売れに売れ、発売前に売り切れて新しく刷ってもまた秒速で売り切れを繰り返す異例の事態となった。
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おそらく世界でただ一つのピンボールを題材にした漫画。ハイスコアを出すための孤独な戦いとなりそうな題材であるが、青春漫画的な作りからか明るい作風である。同じゲームを通じて人が集まるゲーセン文化を肯定的に描いているのも良い。
続きを読む FLIP-FLAP – とよ田みのる →
人気百合漫画『やがて君になる』の公式アンソロジー。市場の小さい百合作品でありながら異例のヒットを飛ばした本作品、アニメ版がファンの不安を覆す高品質、スピンオフ小説(記事 )に業界定番の作家を連れてきて、このアンソロジーでも有名作家をゾロゾロ揃えて、電撃も作品を大事にしていることがビンビンに伝わってくる。
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告白なんてされたのは初めてだった。 なにを考えればいいのかも分からない。 ……そして、これからずっと先に、ふと振り返ると。 最初に告白してきたのが女の子だったのは、そういう運命の暗示だったのかもしれない。
人気百合漫画『やがて君になる』(記事 )のスピンオフ小説。著者は『安達としまむら』シリーズの入間人間。
本編中において「もう絶対勝利させては貰えないサブポジション」でのたうち回る佐伯沙弥香先輩が主人公。本編読んでいると主役カップルよりもずっと心情描写に印象が残るキャラで、外伝で掘り下げするとなったら他には考えられないという人物でもある。スピンオフ作品は原作知ってるとなんか違うなという違和感が出ることも多いのだが、後書きで原作者が「あまりに紛れもない佐伯沙弥香」と書いているとおりでさすがと言うほか無い。
続きを読む やがて君になる 佐伯沙弥香について – 入間人間 →
『店員が少女漫画の様な振る舞いをして、客は百合を期待して見に来るというコンセプトの喫茶店』が舞台という「見世物としての百合が前提になっている」ありそうで見かけない設定の百合漫画。ここに普段から外面使ってる主人公がやってきて二重に裏表が絡むトリッキーな仕掛けになっている。
続きを読む 私の百合はお仕事です! – 未幡 →
The Elder ScroolとFalloutの有名オープンワールドIPで知られるベセスダソフトワークス初のオンラインゲーム。両シリーズは元々バグだらけのところを有志のMODでなんとかしていたのだが、MODでリカバー出来ないオンラインでも相変わらずのバグ祭り状態のうえ、ゲームの外でもヘマをして散々な評価になってしまった。
筆者は4(記事 )→New Vegas(記事 )→3(記事 )とプレイしてきた人間でこの作品も十分楽しんだが、人に勧められるかと聞かれると全然勧められない。この作品フルプライスでなく4のマルチプレイ大型DLCとして出していたら評価も違ったのではないかなという印象である。
続きを読む フォールアウト76 (Fallout 76) →
パニッシャーがマーベルヒーロー/ヴィランを全員殺していく問題作Punisher Kills the Marvel Universeと、そのオマージュでデッドプールが全員殺していくDeadpool Kills the Marvel Universeを収録。表紙は知名度の高いデッドプールのものになっているが、結構切ないエンディングのパニッシャーの方が好きかな。
続きを読む デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース – カレン・バン, ガース・エニス →
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