インディーズでありながら高い評価を受けてマルチプラットフォームに展開した作品。RPGと思いきや、弾幕シューティングをメインにいろんなゲーム要素が絡んでくるタイプのマルチメディア演出で、満載のメタ要素がファンを熱狂させた。
ネタバレ厳禁タイプの作品なので未プレイの方なら以下の本文は注意。
インディーズでありながら高い評価を受けてマルチプラットフォームに展開した作品。RPGと思いきや、弾幕シューティングをメインにいろんなゲーム要素が絡んでくるタイプのマルチメディア演出で、満載のメタ要素がファンを熱狂させた。
ネタバレ厳禁タイプの作品なので未プレイの方なら以下の本文は注意。
一般紙に現れて圧倒的な評価を受けた百合界のスーパースター漫画。「百合だから評価された」というより「複雑な感情を扱う作品が、百合のフォーマットで出てきた」ことが色々な意味で重要なんじゃないだろうか。
かつての砂漠状態が信じられないくらい百合の供給が増え、百合アンソロジーも今年に入って10冊以上発行されるようになった昨今、多様化の為か凄いのが出てきた。どうしても同じようなパターンの作品になってしまいそうだが、テーマを守りつつバラエティに富んでいて感心する。
前半はブラックユーモア溢れる短編集、後半は一見無関係に思える前半にちりばめられた伏線が回収されるミステリ、という凝った作品。小説などではありそうだが漫画ではなかなか見られないタイプの構成で思わず唸る。
「知ってる? 共犯者って、この世で最も親密な関係なんだって」
「ネット怪談×異世界探険」と題したSFサバイバルホラーだが、異世界を探検する女性コンビの百合描写にも力が入っている。コミュ障人見知り主人公の空魚(そらを)が相棒の鳥子へ送る湿度の高い視線、依存・執着を一人称でじっくり書くのが素晴らしい。根暗はやっぱりこうでなくっちゃ!
1996年に発表された、伝説のアドベンチャーゲームと名高い作品。アドベンチャーゲームのシステムを可視化した
以下の本文はネタバレ満載なので、未プレイの方であれば注意されたい。
文学、思想などを広く扱う芸術総合誌ユリイカの2019年4月号で作家の上遠野浩平を特集している。20年前に発表されたデビュー作の「ブギーポップは笑わない」が、2019年初頭からアニメ化されたタイミングでの特集となる。多数の寄稿が掲載されており上遠野の対談も収録されている。
1998年にデビューしライトノベル界に猛烈な影響を与えた上遠野浩平のデビュー作にして代表作のアニメ化。2000年に『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』なるタイトルで一度アニメ化された作品だが、それがほぼオリジナルの内容であるのに対して本作は原作のエピソードを映像化した作品である。
元々映像化の難しい作品でう~んとなることもあったのだが、「夜明けのブギーポップ」編が非常に良かったので、いいアニメ化だったという印象である。
学園を舞台にした、巻ごとに主人公が変わるオムニバス作品。恋愛を扱った作品って長く続けるべきじゃないなというのが私の持論であるが、この作品は「くっついたあのカップルの先を見たい」という願望が後続の巻でちょくちょくフォローされるので、オムニバス形式をかなり上手く利用していて感心する。
2Dアクションに探索の要素を追加したメトロイドヴァニアと呼ばれるジャンルのゲーム。インディーズとして発売されるも高い評価を得て、Nintendo Switch、XBOX One、PS4でも発売されることになった。
真ED(最初は出てこない真のラスボスを倒す)まで行ったのだが、聞いていたとおりの高難易度で大変だったので「もうしばらくはいいです……」という気分である。