一端の子 – 深山はな

全8話の短編集であるが同一の世界の話で一部登場人物が重複するところがある。最初の2編で闇の百合として読んでいたのであるが、途中から「こ、これ結構真面目なテーマに行ったな……」と狼狽えた。主にGLの方向から見たマイノリティテーマの話。

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差別、純真、執着、希望…。女性を愛する女性の、苦悩の中で煌く青春。少年誌連載で大反響、愛のオムニバス8編!! - 秋田書店

百合界隈の書評で、どうやら闇の百合厨的に感ずるところの描写がある雰囲気を感じたので読んだ。

冒頭にも書いた通り途中から(というか3話から)マイノリティテーマの連作短編という感じになるので、1話「えがお」と2話「CUT(E)」は結果として若干浮いてる感ある。1話目は邪悪で歪んだ感情がそのままで終わる話だし、2話目もいままで仲良くしていた友人をいきなりドン!って突き放すのがやや唐突に感じる。2話は3話以降の流れを組むなら「否定しないけど受け入れも出来ない」みたいな描写になりそうだ。

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他の人が描いていた書評を見ていたら『作中でゲイの少年が自殺する話があるが、別のお話でそのクラスメイトが「おっちゃんズ(劇中に出てくるBLドラマ)見た?」「みんな幸せになってほしい!」という会話をしていて震えた』というのがあって凄い頷いた。そうそう、こういう細かい描写があるんだよな。自分はそこが読み取れてない気がする。3話ラストの『テーブルに卵焼きが描かれているコマ(p92の3コマ目で5個有ったものが2個になっている)』とか絶対意味があるんだけど、恥ずかしながら分からない……。

まぁ、闇の百合厨的には1話目を読めただけでも良かった。主人公が『ニチャア……』ってなったとき、私も『ニチャア……』ってしてましたよ。でもそんな気持ちで読んだら失礼な話でしたねこれ。

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