エンダーリリーズ (ENDER LILIES: Quietus of the Knights)

2021年リリース。開発は元ネバーランドカンパニーのメンバーが多く在籍するLive Wire。

メトロイドヴァニアの中でも随一の親切設計で安心してオススメ出来る一方、これを基準に他のゲームやったら「えっ!?○○って無いモンなの!?」となること必死である。

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ループ8 (LOOP8: Summer of Gods)

2023年、パブリッシャーはマーベラス。AIキャラクターの箱庭ゲームとして唯一無二とされた伝説的ゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ』(2000年発表)の精神的な続編として、ガンパレード・マ-チを送り出したゲームデザイナー芝村裕吏本人がプロデュースした作品となる。
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エヴァンの残したもの (Evan’s Remains)

アルゼンチンのインディーゲームスタジオmaitan69がKickstarterでのクラウドファンディングを経て世に出したアクションパズルゲーム。キモの部分がストーリーにあり、いわゆる『ネタバレ厳禁』タイプの作品で2~3時間でクリアできる。

以下の文章はネタバレ有りの感想になるので未プレイの方は注意されたい。

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さがす (映画)

どんでん返しが連続する、考察しがいのある作品ということで見たのだが個人的には「う~ん」という感じであった。あんまり見ることのない邦画を物見遊山で見に行って、見当違いな感想を持ったのかも知れないけど。

ネタバレすると不味いタイプの作品なので、未視聴の方は以下の本文には進まないこと。

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ジェイソン・シュライアー『血と汗とピクセル』

私が差し出せるのは血と労苦と涙と汗だけだ。“I have nothing to offer but blood, toil, tears and sweat.”
(1940年5月13日 ウィンストン・チャーチル)

『大ヒットゲーム開発者たちの激戦記』という副題がまさしくふさわしい開発者たちの悲喜交々を書いている。著者のシュライアーはゲーム系メディアであるコタク(Kotaku)のニュース編集者で、方々に取材して得た生々しい現場の声を本書で明かしてくれる。

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スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園

2012年作品。「どうやって続編作るんだよこれ……」と色々な意味で言いたくなるような個性的作品の続編であるが、「よく作ったな……」と感心するくらい『ダンガンロンパ』の正統進化してる。

この記事に限らず本サイトはネタバレ有りの感想を書いているので未プレイの人であれば以下の本文は気をつけること。

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スーパーマン:アメリカン・エイリアン

シンボルになりたいんだろ。でも、なんの?
有名になりたいのか?何者として?世界一いい人かつ神様か?
お前、そこまで性格よかねえよ
クソ野郎だったこともあるぞ

『クラーク・ケントがスーパーマンになるまで』をオムニバス形式で描いた傑作とされる。DCEU第1作目の『マン・オブ・スティール』(記事)を観て辛辣な批評をしたマックス・ランディスに対して、DCが「描いてみない?」と言って始まった企画だそうな。

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