アウターワールド (The Outer Worlds)


Fallout:New Vegasを製作したObsidian Entertainmant製のRPG。膨大にある選択肢に対して主人公がどれを選んだかでエンディングが変わる今時珍しいくらいの古き良きRPGである。

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銀河の最果てを目指す移民船の船上で気を失ったプレイヤーは、予定の数十年後に目を覚まし、コロニーであるハルシオンの破壊を目論む巨大な陰謀に巻き込まれる。宇宙の辺境を探索する中で覇権を狙う様々な勢力と出会い、プレイヤーがどのような存在になるかによって、ハルシオンにいる全ての者の運命が決まる。コロニーのために企業が用意した方程式の中でプレイヤーは想定外の変数となり、物語を導いていく。

未来へようこそ – できればぶち壊さないように。 – PS4公式サイト

前置き

Fallout:New Vegas(以下の本文ではNVと表記)はプレイ済み(記事)。Obsidianは、Bethesda Softworksがシリーズ版権を持つ前の作品(Fallout初代と2)を製作したBlack Isle Studioのメンバーが多く在籍し、そこからNVはFalloutオリジナルの流れを組む立ち位置も相まって今も人気が高い。その関係で事前の期待もかなり大きい作品だったので最初から購入を決めていた。

PC版はEpic Games Store時限独占販売でどうするか迷ったのだが、結局同じく時限独占だったボーダーランズ3に続いてEGSで購入した2つめのソフトになった。余談ながら本作はこの手のゲームでは今時珍しいことにシーズンパスが入った「○○エディション」とかが無く、通常版だけ。なんのエディション買うのか迷わずに済むのは個人的には高評価だ。

感想

思ったよりコンパクトにまとまった作品である。事前の情報全然入れないでプレイしたのだが、まずオープンワールドでは無いことが意外。範囲の決まったエリアが複数有ってそのエリアから別のエリアに移動する形式。SF世界観も相まってこの間やったばかりのボーダーランズ3に近いという印象を受けた。だだっ広いオープンワールドをだらだら歩いていたら意外なところで意外な発見があった、という作りの作品では無い。

またNVが偏執的に銃にこだわった作りだったので本作もそうだったかなと思ったら銃弾の種類が3つしか無くてかなり驚いた。NVは弾丸の種類だけでも何種類もあって、銃に合わせて自分で弾薬合成したりするような作品だったので凄い落差がある。銃に全然こだわりが無いといわれるベセスダ製Falloutより少ない。

その一方でNVらしいと思わせる要素もある。その最大となるのが、作中の勢力への主人公の働きかけによって作中世界の未来が大きく変わってしまうことで、複数有る勢力に加担するのかしないのか・どちらを勝たせるのかといった行動の結果がエンディングに反映される。最初のエッジウォーター二大勢力(缶詰工場か追放者の菜園か)どっちに加勢するの?問題が本作品がどういうゲームなのかを数時間で体験できるよく出来たチュートリアルになっていて、これやって「ああこれは本当にNew Vegasだわ……」ってなった。

こりゃすげぇなと思う一方で個人的には実はこの仕様そんなに好きでは無い。自分は八方美人にプレイして全部助けたいというプレイングを基本にしていて、取りこぼしがクローズアップされるようで苦手なのである。

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実際どの勢力からも尊敬評価になるように立ち回っていたのに、モナークでMSIと偶像破壊主義団体を和解させようと思ったらフラグの関係なのかゾーラに確定で拒否されて達成できなかったのでそこで一気にやる気がなくなってしまった。敵対しているわけでも無いキャラを意図して銃殺した最初で最後の経験になってしまった(その後すぐにロードしたけどさ)。エンディングでは、モナークはお互いに削り合って最後にはモンスターしか残らない惑星になったそうな……。

こういうこというと「自分の好きにプレイできるのが醍醐味だよ」と「そういう結果になったのもこういうゲームの面白いところだよ」というなんか矛盾したこと同時に言われたりするから困る。とにかくこれでそれまでやっていたサイドクエストの類いは仲間のクエストだけ終わらせて、さっさとメインクエストをクリアする方向に舵を取ったのであった。

ラストのタルタロス、敵の説得もあるかなと思って説得スキルにボーナスのかかるフェリックス君とパールヴァティちゃん連れて行ったのだが、ロックウェル議長を傘下に加える流れで反発したフェリックス君がまさかの脱退。しょうが無いのでロードして、彼を外して以降は二人旅になった。

R.A.M.(ラスボスのロボット)、サイエンスを最大にしておけばすぐに倒せると聞いていたので、楽勝かなと思ったらそうでもなかった。というかショック属性の武器持って行くのを忘れていたという致命的な失敗をしていたので、パールヴァティちゃんに科学兵器の相手の動きが止まるバトンで攻撃して貰って、自分は科学兵器のハンマーで殴るというしょうもない戦法で勝った。(難易度ノーマルだと)中盤以降戦闘で困ることがほとんどなくなる本作だがラストだけ苦戦。思えばNVでも最後のラニウスだけやたら苦戦したような……。

そういうわけでプレイ時間約25時間で初クリア。今時のAAAゲームとかに比べると早めのエンディングだ。ウェブ上で散見できるボリューム不足という言葉はここから来ているのだと思うが、このゲームは選択肢と分岐があまりに多く、その組み合わせの一つだけ取るとそういう評価になるかも知れない。実際に全体を見ると膨大でしかしその全体を上手くまとめるようにしているから、やっぱり本作の評価は「コンパクトにまとめられた古き良きRPG」なのである。凄くObsidian Entertainmentだ。

クリアしてもマップ上に存在しているけど行くことの出来ない惑星が複数有って、こちらはおそらくDLCで行くことになるのだろう。NVは納期優先で物足りなかった本編にDLCが加わってようやく今のような高評価になったが、本作もそういったことになるのだろうか。


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