木根さんの1人でキネマ – アサイ

生粋の映画ファンだが映画を語れる友人が誰もいない主人公、木根真知子の拗らせライフを描いた漫画。実在する映画に対してつまんなかったって話も普通に描いていて作者自身のリアルの悲喜こもごもが伺える。

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30ン歳独身OL・木根さんの趣味は1人で映画を観ることと感想ブログ。映画愛がこもりすぎててこじらせちゃってる木根さんの生き様(笑)をみよ!ターミネーター、スター・ウォーズ、バッドボーイズ2バッド…、濃いラインナップ揃ってます♪ - 白泉社

女性主人公がもう30代だったり、そのパートナーキャラとなるのが離婚歴のある(というか2話で離婚する)女性だったり、青年誌でないと描けないだろうなぁこういう設定。ヤングアニマル連載なんだなぁと思ったら、Web連載だったんだね、これ。

毎回毎回実在する映画を通して拗らせたオタの生きざまを見せてくれるが、マイノリティだとどのジャンルでもこういう感じになっちゃうのかもな。この手の男性よりの趣味を持つ女性主人公の漫画ってたいていは『現実だったら男に声かけられて一般人になってそうだけどな~』ってなりがちなんだけど、もう声かけられてるし過去に普通に彼氏いたのに駄目だったのか。改めて30代って設定凄い……。フリーになった佐藤さんがいるんだから百合目指すしかねえよ、これはもう。

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ところで主人公は映画の感想をブログに書いている点で、一応私と共通するところがあるのだが、こんな自信満々に公開できないなぁ……という感想を持ってしまった。まず自分にはここまでの情熱が無い。痛かろうが振り切れるのって素晴らしい。

おまけのページが多い一方であとがき無いのもったいない。こういう作品こそ作者の人となりが気になるのに。Twitterアカウントのほうで語ってるから今の時代はそれでいいのかもしれないけど。

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