アンダーテール (Undertale)


インディーズでありながら高い評価を受けてマルチプラットフォームに展開した作品。RPGと思いきや、弾幕シューティングをメインにいろんなゲーム要素が絡んでくるタイプのマルチメディア演出で、満載のメタ要素がファンを熱狂させた。

ネタバレ厳禁タイプの作品なので未プレイの方なら以下の本文は注意。

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非常に評価の高いインディーズゲームとして有名なので以前から気になっていたのだが、ようやくSteam版をプレイした。どうでも良い個人的な事情だが、ゴールデンウィーク中に崩したので令和最初にクリアしたゲームとなった。

システム

普通のRPGだとばっかり思ってプレイしたので続々入ってくる別ゲー要素に面食らった。ネット上の評価で「RPGに入っていて欲しくない要素満載でげんなりした」というような評価を見かけてさもありなんと思ったが、それくらい別ジャンルである。個人的にパズル要素は勘弁してくれという人間なのでそれは控えめにして欲しかったかな。

RPGよりも強く発揮されているのがなんと弾幕シューティング要素である。プレイスタイル(というかストーリー分岐)にもよるが、敵と戦うのでは無くコミュニケーションを取っていく本作において弾幕がその演出としてふんだんに使われているというのは予想外。トリエルの攻撃がこちらを避けるのを最初に見たときは感心した。

まぁそんなトリエルも初回プレイでは普通に殺してしまい、アンダインの「めっちゃ殺しまくりやがってお前~っ!」みたいな発言で薄々感づいてはいた不殺の条件に確信を持ったが、とりあえずはそのままNルートでラストまで行ってしまった。

そのあと2週目を初めて、こちらはPルートでクリア。2週目やるとこのゲームが基本的には不殺で行くゲームなのだとよく分かる。攻撃力を調整出来るのは瀕死状態に持って行ける仕様なんだし、ナイスクリームの回復量少なくね!?と思っていたらレベル1で行く前提だとこんなもんだ。そういうように調整されている。最初にEDまで行ったとき花に「デートした?」って言われてなんじゃこりゃってなったが、仲良くなったキャラがラストバトルで応援してくれるのはベタだがウルっとくるな。

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Gルートの存在も知っているがPルートが正史だと思うのでそこで終わっている。BGM的にこの作品とも無関係では無いライブ・ア・ライブにおぼろ丸編の0人斬り/100人斬りってあるけど、やっぱり影響してるのかこれ。

ストーリー

評価されているのはよく分かるが、個人的には「こういうのはもういいかな……」って内容だった。

どんな作品でもそうなのだが「人間の心の引き出しに入れられる作品の数はテーマ・ジャンルごとに限られていて、既に他の作品が入っていたら後から良いものを見ても入らない」と感じている。Undertaleで言うならメタマルチメディアってところなのだが、このテーマに関しては既に経験があって「このテーマに関する作品はもう他の奴が私の引き出しに入ってるから……」ってなった。同時にこういう作りの作品を最初にやったのがこれで、熱狂的に評価している人がたくさん居るのも理解出来る。作品・ファンが全体的に若いというか……。

それほどハマれなかった人間から見ると、個人がゲームを作って大きな評価を得ようと思ったら事実上こういう風に作るしか無いっていう作り方そのまんまという印象。レトロ風のデザインでAAAゲームとの勝負を避け、メタとアンチテーゼで演出。こんな風に言っておいてなんだが、マルチメディアすべて使って演出するという点で、ゲームというのは面白いメディアなのだというのは感じられる。

終わりに

あらゆる要素を総動員して演出が有機的に機能するというのは、ゲームを作りたいと思ったことのある人なら誰もが夢見たことなのではないだろうか。若い作者の個人作品がインディーズでありながらこうして評価されているというのは夢がある。ファンも熱狂的で、AU(Alternate-Universe)っていうのがたくさんあると知って驚いた。ドリームだな本当に。

Steamの表示によるとクリア時のプレイ時間が10時間。2週してこれならもっと早くにやってればよかったな。


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