百合姫の一迅社から「レズ風俗アンソロジー」(記事)、「すれ違い巨大感情百合アンソロジー」(記事)と尖った百合アンソロジーが出てきたが、続いて極めつけのようなテーマのが出てきた。百合はハッピーエンド主義!とか、背徳感みたいな感情に拒否感ある人には当然おすすめ出来ない。
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アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー
世界初の百合SFアンソロジー。「女性同士の関係性」(注:恋愛とは限らない)という認識を元に、各作家が各々の個性をぶつける多様な9編が収録されている。
さらざんまい
少女革命ウテナ、輪るピングドラム等で有名なイクニこと幾原邦彦監督作品。「俺、これで腐女子の『しんどい』分かった!」とか言うと「違うよクソ!」って言われそうだが、実際良かった。
Web掲載読み切り漫画 (2019年)
その着せ替え人形は恋をする – 福田晋一
クラスカースト上位のギャル、まりんちゃんの「聖ヌルヌル女学院お嬢様は恥辱倶楽部ハレンチミラクルライフ2」の黒江雫たんのコスプレを手伝うことになった主人公ごじょーくんの奮闘記。特に2巻のまりんちゃん完堕ち以降は読んでると絶対変な顔になるから人前で読まない方がいいですよ(真顔)。
すれ違い巨大感情百合アンソロジー
本来のタイトルが「泣きながら百合セックスアンソロジー」だったらしく、すれ違い要素を求めると若干肩透かしを食らう。「体でつながっても心でつながれない百合アンソロジー」とかの方が良かったかも。当然ながら「百合はハッピーエンド主義!」な人は回れ右である(そんな人が手に取るとは思えないが……)。
怜-Toki- – めきめき 小林立
小林立の美少女麻雀漫画「咲 -saki-」のスピンオフ。一応敵キャラでありながら、限界を超えて能力を使ってズタボロになりながらラスボスに挑むという主人公かよお前みたいな扱いだった怜とその相棒キャラである竜華の過去を描く。1巻と同時発売された本編16巻も半分くらい怜が中心だったし編集部の推しなんだろうか?
咲-Saki- – 小林立
キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー – エド・ブルベイカー
同タイトルの映画の原作であるが、色々と別物。死んだキャラクターがなんやかんやあって結局蘇る運命にあるアメコミ界において、スパイダーマンのベンおじさん、バットマンの二代目ロビン(ジェイソン・トッド)、そしてキャプテン・アメリカのバッキーの三人が長らく蘇らない三大キャラとされていた……のだが結局ベンおじさん以外の二人は今は元気に活躍している。そのうちの一人バッキーを蘇らせたのが本作。
ピュア百合アンソロジーひらり、 全14巻
2010年から2014年にかけて計14巻発行された新書館の百合アンソロジー。まだ百合の供給が少なかった時代に毎回400ページ前後の大ボリュームで発行され、界隈の中では現在でも高く評価されている。