事前情報でホラー・サイコ・ダークヒーロー描写を予想されていたが、蓋を開いたらハリウッド版ど根性ガエルとでも言うべき人外バディものだった。日本版キャッチコピーの「最悪」はライオット視点なんじゃないかな……。
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アントマン&ワスプ
アメコミ原作映画アントマンシリーズの2作品目にして、マーベル作品クロスオーバー企画であるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)としては20作品目。
災害クラスの能力持ちキャラや国が傾く犯罪組織が出てきたりするシリーズではあるが、本作は悪役は出てくるもののなんか憎めないというか全体的にたいして悪い奴もいないコメディ色が強い。
カメラを止めるな!
単館系とかマイナーとか言われる小規模上映の作品だったのだが、巧みな構成が名だたる映画通を唸らせSNS他の口コミで広がりついには上映館が大幅増大するという異例の対応をされるまでに至ったインディー作品。
「まったく情報を仕入れずに見に行った方がいい!」と口をそろえて言う既視聴者の言葉を信じて丸腰で見たが非常に面白かった。この記事(に限らずこのサイトはほぼ全部そうなのだが)は完全にネタバレ有りなので未視聴の方はブラウザバックをお勧めしたい。
ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー
シリーズの版権がディズニーに移動して生まれた、スター・ウォーズスピンオフ企画第2弾。ハン・ソロのスピン・オフなんだからチューバッカとランドとの馴れ初めくらいがノルマでシンプルな冒険活劇でしょ~と思って見たら、意外と人間というか勢力関係が複雑な話だった。
デッドプール2
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
マーベル社のアメコミヒーローが活躍するクロスオーバー企画、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の19作品目。今までに登場したヒーローたちが勢ぞろいして活躍する一方、とうとう表に出てきたヴィランのサノスの掘り下げもしっかり行っている凄いバランスの映画。
パシフィック・リム:アップライジング
ギレルモ・デル・トロからスティーヴン・S・デナイトに監督が代わっているが、こっちは明らかに怪獣・特撮ではなくて巨大ロボットが好きな人だろうなというのが伝わってくる映画。ロボットアニメのお約束がハリウッドの実写で実現しているが、前作の怪獣映画の続きを期待していると肩透かしを食らうかもしれない。
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
ペンタゴン・ペーパーズとは、ベトナム戦争が敗北する可能性が高いことを事前調査で知っていたにもかかわらずそれを隠して戦争を始めた事実が記載された国防総省の最高機密文書。1971年にこれが内部告発者から報道を通じて暴露されるも、政府は機密情報の流出であるとして弾圧を始める。報道と政府の戦いを扱ったノンフィクション。
ザ・シークレットマン
大統領の陰謀 (映画)
1972年に起きたウォーターゲート事件をワシントンポストの記者ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインが追い続け、ついには当時の大統領であるニクソン率いるホワイトハウスの不祥事を暴くに至った実話を基にしたノンフィクション映画。ウッドワードとバーンスタインが上梓した同タイトルの書籍(記事)を底本としている。