連載7年目に入った老舗百合漫画がOVA劇場上映。ファンの、ファンによる、ファンのためのアニメ化という感じで原作が映像化されている。
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女子高生同士のまぶしく切ない恋模様を描いた、高嶋ひろみによる人気漫画をアニメ化。高校2年生で緑化委員を務める内気な女の子の山田結衣と、陸上部のエースで隣のクラスの美人な加瀬友香。ある日、結衣が植えたあさがおをきっかけに言葉を交わした2人は、次第に距離を縮めていくが……。 - 映画.com
原作は百合界隈では知らないとモグリってくらいに有名な作品なのだが自分は読んだことなかったので映画化に伴って慌てて予習(記事)して臨んだ。
若干ダイジェスト気味ではあるが、一時間の尺の中でうまく原作の内容が取捨選択されている。ネット上の感想からのまた聞きであるがスタッフが元々原作ファンだった人ばっかりらしいので、原作のここを映像化したい!という部分をより抜いたんだろうなぁ。付き合うことになった原作2巻から始めているのは英断だ。
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そういうわけで何の心配もなく「無理」「辛い」「しんどい」って思っていればいい映画。「俺はここでこれを見てて許されるんじゃろか」と思うくらい二人の世界の一時間であった。
作品の内容とは少し外れるが、『リズと青い鳥』もそうだけど百合作品が映画公開されるくらいにはメジャーになったんだなぁってのと、このジャンルがTVで毎週二十数分ずつ放送するスケジュールとあんまり合ってないと思うから劇場放映する文化が上手くハマってほしいなってのがメタ的な感想としてはある。このジャンルは演出に求められてるものがどうしても高くなりがちだからね。
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