紀元前480年ごろにギリシアとペルシア間に起きたテルモピュライの戦いを題材とした映画。
タイトルにもある通り、300人の少数で大軍と戦わなければならなかった話だが、そういう話につきものの主人公側の工夫や作戦の妙の様なものはあまり感じられない。一応峡谷を利用して相手が数の多さを活かせないようにする(書いてて気づいたが冒頭の狼のシーンはこれに掛かってるんだな)というくだりはあるが、スパルタ軍がとにかく強く敵を圧倒していったことを映像で見せる感じである。が、最後には歴史通りの結末を迎える。
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史実が元ネタになっているが歴史ファン的に面白いかどうかは何とも言えない。ギリシャ・ローマへの憧れは欧米の教養層にとっては広く見られる傾向なので、非教養層でも楽しめるアクション大作を兼ねさせれば両方に訴えかける作品になるだろう、みたいな目論見が強い印象である。
原作はアメコミファンにはおなじみのフランク・ミラー作。クリストファー・ノーラン版バットマンの元ネタでもある「ダークナイト」や「ダークナイト・リターンズ」の原作者でもあるが、私はその二つしか読んだことが無い。調べてみると原作は88ページしかないらしいが、どういう感じなんだろう?
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