国内フライトシューティングでもっとも著名なエースコンバットシリーズの最新作でナンバリングタイトルとしては前作の6から12年ぶりの作品となる。

ゲームシステム

各所で難しめと言われているゲームであるが私もまぁまぁ手こずった。最初ノーマルで始めたが、結局点数稼ぐステージのミッション6で詰まった。要求ノルマに対して制限時間がどう考えても短すぎる。そういうわけでイージーで再開してラストまでクリアした。

後半で手に入る機体と初期機体の性能差が大きすぎる（機体は一部を除いて現実に存在するものなので、この辺は結構リアルかも）のでイージーでとりあえず後期機体購入するところまで行って2週目から本番とするのは結果的に良かったのかも知れない。

このゲーム事前にブリーフィング聞いて作戦内容に合わせた機体を選んでミッションに向かうのだが、対地目標を撃破する内容なのでそれに合わせていったら予定してない空戦が入ってくるパターンが凄い多い。このせいでネット上で「わぁいまた対地攻撃の後に空戦！あかりマルチロール機大好き！」とか言われてて吹いた。基本的に1ステージの間にいろんな展開を入れすぎだと思うんだよな。ストーリー方面でも懲罰部隊一致団結！みたいな描写の後にフルバンドの暗殺があって唖然とする。前振りはそりゃあったけど直後にやることないでしょ……。

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また制限を設けた特殊ステージが多すぎる。砂嵐、雷雲、渓谷の間を高度を低くして進め、特殊兵装がステージ専用兵装縛り、敵味方未識別なので最初に識別する手間がかかる、等。特殊ステージって1回やればもういいよってなるのでこんなに多く設けないで欲しい。天候要素とかは本作から入ったシステムで興味深いとは思うのだが、基本プレイヤーの妨げになる方向でしか存在出来ないのでそれがツラいところだ。

後プレイしてて一番思うのはターゲットの切り替えがツラい。従来もこうなのかって思ったがレビュー見ると他の形式もあったらしい。ミッション17で多数戦闘機がいる中爆撃機を優先して落とさないと行けないのに何回も押す羽目になって「なんでこんなことしてるんだ？」ってなった。

そんなわけで、ある程度機体と特殊兵装が揃って煩わしい要素の無いミッションを選んでそれでようやくストレスフリーな戦いが出来るようになるという感じである。ターゲット切替問題はそれでも解決しないが……。

設定・ストーリー

いわゆる架空戦記的なストーリーで新人パイロットだった主人公トリガーが紆余曲折あって戦争の英雄にまで上り詰める。序盤のミッションでアクシデントあってスーサイドスクワッドみたいな部隊に放り込まれたのはビックリした（うっかり別ルート最初に引いたのかと思った）。そこからまた転属して前線部隊に行って、首都陥落まで行くも今度は情報網がおじゃんになって（ケスラーシンドロームで通信が死ぬというシチュエーションは面白いと思う一方で海底ケーブル無いの？という気持ちにもなる）、最後には発端となった無人機に終止符を打つという右へ左へするストーリーである。

このシリーズはタイトルのエース通り英雄状態になるのが定番らしく、本作でも中盤あたりから持ち上げられ初めて終盤はもう敵味方から絶賛されまくる状態になる。トリガーの有無で歴史変わるレベルでこいつだよりで、なんだかなとなるなかカウントが良い味出してる。他が持ち上げる中で常にフラットな対応で、最終ミッションで「おめーらトリガーに頼り過ぎなんだよ！」とプレイヤーの気持ちを代弁してくれるのも彼である。ネームドキャラがどんどん脱落していくがカウントが生き残っていて良かった……。

最後に

なんも考えないでSteamで購入したのと同様なんも考えないで高い方買っちゃったので、シーズンパスで今後なんか入ってくるらしい。なんだけどとりあえずイージーでキャンペーン一周したところでひとまずは終了。マルチプレイもちょっとやってみたけど、どうせ廃人に勝てるわけもないし……（余談だがこんなに条件の悪いSteam版なのに普通にマッチング出来て驚いた。みなさんもうっかりしたんですか？）。プレイ時間19時間。