プログラマー向けの良本ランキングとかを見るとほぼ100%入っている、あの業界では多分知らないとモグリ扱いであろう有名な本。2012年6月邦訳であるが、私の持ってるのは2016年4月発行の19刷目。オライリーの本ってこんな売れるんだな。
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コードは理解しやすくなければならない。本書はこの原則を日々のコーディングの様々な場面に当てはめる方法を紹介します。名前の付け方、コメントの書き方など表面上の改善について。コードを動かすための制御フロー、論理式、変数などループとロジックについて。またコードを再構成するための方法。さらにテストの書き方などについて、楽しいイラストと共に説明しています。日本語版ではRubyやgroongaのコミッタとしても著名な須藤功平氏による解説を収録。 - オライリー・ジャパン
特に仕事でプログラムを扱っているわけではない(もしそうならこの本はとっくに読んでないといけないだろう)が、個人的に使う予定があるので名前をよく聞くこの本を読んでみた。
プログラムの構文に関わってくる内容なので厳格にこれを守れ!という本かと思いきや非常にフランクなつくりである。訳者の角征典氏もまたフランクで、訳者まえがきの1ページ目で島本和彦の『アオイホノオ』引用してきて「どうしちゃったんだよいきなり!?」って感じ。文章も読みやすい一方で、途中に挟まれるイラストも凄いユーモア抜群。海外の人ってこういう意味のある絵の作り方がかなりうまい印象あるな。テーマをばっちり伝えていて、感心する絵が多かった。
読んでいると思うのだが、基本的なところは文章の書き方とか事務仕事の効率とかと似たようなところがあるんだな。プログラミングとは関係無いところで経験したようなことがこういう場所でも起きるんだなと感じた。あと英語って論理的で命名やりやすいんじゃないかって気がしていたのだが、この単語は動詞と名詞で意味が違うから混合する可能が高い、とかやっぱりあるんだな。どこでも同じだ。
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昔から、頭の中のに一時的な記憶を要求する文章ってあるな、と思っていたが、この作者は「精神的なスタックにプッシュ」って表現しているなぁ(ネストを浅くしようの下り等)。個人的にメモリが必要とか、バッファを要求するみたいに表現していたんだけど英語圏だとこれが自然なのかも。私が言うところのこの『メモリ』って眠いと全然使えなくなるんだよなぁ。
とりあえず「良いコード」の基本が何となくは分かったのでこの先上手く使っていきたい。取り敢えず入門者でしかないから、この知識をふんだんに使う機会が来るのかも怪しいところではあるが……。
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