第二次世界大戦時の連合軍の撤退作戦を舞台にした、サスペンスとサバイバルの映画。生き残る為、救出する為に懸命になる現地の人々とシンクロする緊張しっぱなしの映画である。
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虐殺器官
プロデビューから2年程度で逝去するも、残した作品が高く評価されたSF作家、伊藤計劃の処女作のアニメ化。
テロに対する恐怖によって過剰なまでの監視社会になった先進国が平和になっていくのに対し、途上国では内戦が激化している近未来世界。虐殺の起きる国に共通して一人の男が関わっていることを突き止めた米政府は、米情報軍に勤める主人公クラヴィスにその男ジョン・ポールを捜索する任務を与える。
この世界の片隅に
キャッチ=22
ジョーゼフ・ヘラーのベストセラー戦争風刺小説の映画化。長らく絶版になっていた翻訳小説が今年になって新版として復刻して読むことができた(記事)ので、その映画版である本作も見てみた。
第二次大戦時、イタリア軍と戦う為に地中海に駐留する米軍を舞台に、ヨッサリアン大尉が爆撃機での出撃から逃れようと画策するが……という話。原作同様、シリアスなのかブラックユーモアなのかスレスレな描写である。
ディア・ハンター
戦争のはらわた
ロード・オブ・ウォー
戦争ではなく、戦争をする人間やマフィアを相手に商売をする武器商人を主人公にした作品。一応フィクション作品ではあるのだが、実在の人物複数に取材をしたうえで書かれており半分実話に基づく。メインになるのは銃撃戦ではなく、軍事を商売にして成り上がっていくビジネスマンである。
地獄の黙示録
代表的なベトナム戦争映画。空襲を仕掛けるシーンでワーグナーの「ワルキューレの騎行」が流れるというくらいしか知らない状態で見た。無印版と2001年に封切された特別完全版(202分もある)があるが今回見たのは前者。