超人気シリーズの最新作。今作からルーカスフィルムの手を離れてディズニー管理下で製作されている。
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私はエピソード1~6を視聴済みであるものの、それほど深いファンではないというぐらいの人間である。6作とも録画データがあるのでいつでも見られる状態だったが、別に視聴前に予習しなくてもいっか~という感じだったが、今思うと見ておけばよかったかもしれない。かなり傑作だった。
余りに人気過ぎるシリーズだと大抵は続編が不安になるものだ。思ってたのと違う!ということになりがちで、まさしくEP1が放送当時そういう評価で叩かれていた。EP7は旧三部作を踏まえた雰囲気で、今から振り返ると新三部作が異質だったんだなぁと思える。
とにかく凄い明るい作風なのである。直球で面白黒人枠のフィンとハン・ソロの軽口がいい味を出していて、映画館で笑い声が漏れることがたびたびある映画だった。
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なんとなくレイがハン・ソロとレイアの子供だと思っていたのだが、全然予想していなかったカイロ・レンが息子でビックリ。良く考えると最強のダークサイドであった前作のラスボスの孫にあたるわけでそこだけ見ると自然であるが、お爺ちゃんが新三部作で見せたしょうもない小物ぶりをしっかり受け継いでいるので笑ってしまう。癇癪起こしているのを見た部下が「ま~た始まった」とばかりに踵を返していたりするあたり、内部でもあんまり評価されていない感じ。代表的な敵になる彼が「明らかに未熟に描かれている」あたり、成長するか仲間になるような気がする。
と散々叩いてきたが、カイロをそういうキャラに設定したのは正解だと思うのだ。というより「フォースの最強は全盛期のアナキンという設定を継続している」ことにセンスを感じる。もし逆に「あのダース・ベイダーよりも強いフォースの力を持ったキャラが登場!」ということになったら、いかにも地雷案件だろう。そういうことにせず未熟な設定にして広がりを持たせたのはさすがに老舗のディズニー製作部といった感じである。
帝国の残党に過ぎないはずのファースト・オーダーが帝国全盛期張りに支配力あったり、新三部作の時代には政治的な執行力を持っていたジェダイが何故か神話伝承の類にされているなど違和感ある所はあるのだが今後にも期待できそうだ。
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