高評価のメトロイドヴァニア作品。難易度ノーマル、攻略情報未見で約10時間でクリア。アクションに重点を置いた、初見殺しの多い「死にゲー」である。
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ニブルの森が滅びようとしている - 強烈な嵐が悲惨な出来事を次々に巻き起こしていった後、オリは勇気を見出す旅に出発し、ニブルの森を救うため闇の根源に立ち向かう。「Ori and the Blind Forest」は、英雄になる運命を背負った親なき子の冒険譚。Moon Studio 制作の、目を見張るほど美しいグラフィックが広がるプラットフォーム アクション ゲームです。手塗りのアートワーク、細やかに動くキャラクター達、本作のための書き下ろし楽曲、そして決定版ならではの数々の特長を盛り込み、「Ori and the Blind Forest」は、愛と献身、そして私達一人一人の中に存在する希望をめぐる、心の奥深くに響く物語を描き出します。 - My NIntendo Store
Xbox Game Passを導入(記事)して取りあえずなんかやってみようと思って最初に手を出した作品。前から評価は聞いていたのであるが、ずっとカオナシとバーバパパの掛け合わせみたいなのがオリだと思ってたので白いのがオリだと知って驚いた。
メトロイドヴァニア系いくつかやってるが、Dead Cells(2018)(記事)→Hollow Knight(2017)(記事)→本作(2015)となんか時代が逆行してる。その2作と比較すると本作は敵を倒すことよりもアクションの方が中心になっている作品。ボス戦らしいボス戦がなく、通常攻撃はオリ本人が行わずお供のセインが近くにいる敵にホーミング電撃(みたいなやつ)を放つという形で行われる。つまり敵の目の前までオリを連れてきたり、攻撃のために射線合わせたりという場面はあんまり無い。
その代わりアクションは凄いさせられる。各地で新しいアクションが手に入るたびに出来るアクションが増えて「えっ(主に空中で)こんなことすんの?」ってのが連続で来る。中でも「打撃」は凄い独特な動きをする。文章では説明しづらいのだが「釣り照明や敵の放った弾などの近くでボタンを押すとそれを足場にして任意の方向に空中ダッシュできる」というもの。これ手に入った途端、「これで空中ダッシュ→空中ダッシュ→空中ダッシュ→空中ダッシュ……してね!」ってのが山ほど出てくる。新しいアクションが増えるたびにイライラ棒のレパートリーが増えるんだよな。
Hollow KnightもCeleste(こっちは序盤しかやってないけど)も、どうして空中で飛び続けるコースが好きなんだろう。(失敗できない一回勝負)→(失敗できない一回勝負)→(失敗できない一回勝負)→(失敗できない一回勝負)→……って状態になるたびにストレスなんだけど……。そもそも「この先に何があるか見えないけど飛び込んでね!」が多いのもイヤだ……。
こんな感じで全体的に『どこでダメージを食らうのか』というのが初見では全然分からない「俺ルール」が多い。それに加えてオリ君は滅茶苦茶モロくてすぐ死ぬので、セーブポイントをほぼ自由に作れるようになっており、死んだら即そこからやり直しになるので何度も繰り返し試してクリアする感じになる。
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なのだが途中で3回入る強制スクロールステージでは途中でこのセーブポイントを作ることが出来ないので閉口する。ダンジョンをクリアした後に毎回こうなるのだが、最初のステージであるギンソウ樹で、助けたお礼でも言われるかと思ったら下から水が吹き出てきて死んだときは唖然とした。
割と高難易度の作品で、イージーモードは元々無かったけどプレイヤーの要望で後から入れたらしい。自分はノーマルでプレイしたが死にまくったものの本格的に詰まったのは終盤のホルー山だけ。一番左上の部屋(って表現で既プレイの方は伝わるだろうか)でどうやっても行けなかったので、まだ埋まっていないマップの「黒い根っこの巣穴」を埋めに行った。
なんか勝手に後で行く場所だと思っていた(暗くなっている部分がランプ的な能力で晴れるんだと思っていた)のだが、全くそんなことはないどころか、一体どこで手に入るんだとずっと思っていたダッシュが手に入って愕然とした。ダッシュなんてアクションゲームの基本的な能力なのにこれ無しで終盤まで行ってしまったわけだ。壁面ジャンプが開始30分で手に入って「メトロイドヴァニアの定番の導線なのに凄いな」とか思っていたが、それよりも先に手に入るんだなぁ。
このダッシュを手に入れたら案の定(何度か死んだ上で)先に進んだ。ラストまで進んで、このゲームはボス戦ないので強制スクロールやってクリア。ラストは……確かに感動系なんだけれど、敵のクロがサイズ差有りすぎてビビるわ、ガンバの冒険のノロイばりに怖いわ、散々殺されたわで、偉いヘイト溜まってたからかまぁそんなに……。
個人的にメトロイドヴァニアに求めているのは、以前は行けなかったところにも行けるようになってマップ埋めていくことなのだがそれは結構楽しめたと思う。2作目のOri and the Will of the WispsもXbox Game Passの対象なのだがどうしようかな。レビューを見ると割と別ゲーらしい。
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