本来一発ネタみたいな作品だったのに人気が出て、とうとう(番外編を含めると)4作目まで来てしまった推理ADV。早めにやらないとネタバレを食らうので、発売日に購入してとにかくどんどん先に進めて終了した。
本ブログの文章は基本的にネタバレ有りなのだが、この作品は特にその辺が重要なので、何かの間違いで知らないのにこのページに来てしまった方は以下の文章を読むことはお勧めしない。
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章ごとの感想
この先どうなるのかを予想するのが一番面白いこのゲームであるが、章ごとに自分がどう思っていたのかを記録しておく。
第1章
- 最初から楓が普通に主人公のままで最後までいるとは、私を含めてほぼ誰も思っていなかったとは思うが、まさかの早速主人公交代。てっきりラスボスになると思ってたのに。
- 蘭太郎は多分、死ぬ前にやっていたことが終盤で効力を発揮してそこで才能もわかるんだろう。
- なんとなくつむぎが怪しい……。最初のループ展開で「登場人物の設定が変わって衣装も(わざわざ魔法少女変身みたいなエフェクトまでつけて)変わった」後、最初に遭遇して「自分じゃなくて他人の衣装を変えるので良い」って発言はミスリードじゃなきゃ怪しいよな。今が本来の姿とも限らないし。あと不思議なのはなんでみんな「こいつがコスプレすれば他人に成りすませる」って思ってるかなんだよな。2の真のリーダーじゃあるまいし。
- 誰が生き残るかのトトカルチョであるが、なんでお前が?ってのが生き残るから、アンジーとか王馬あたりは無事なんだろうな……。逆にすごい好感度高い百田やゴン太とか、転子、斬美みたいな人気出そうなのはもう確実に死にそう……。
第2章
- 最原君が帽子かぶってたのはアンテナ隠すための伏線だったの感心した。
- ようやく自由行動のやり方が分かって、行動を集中して共にして百田と仲良くなった。シナリオでも相棒みたいになったから「これ絆を深めたからこうなったのか?」と最初誤解した。
- 操作に慣れたということもあってか大体予想の付くトリックだったからか、学級裁判は1章に比べるとスムーズに行った。
- なのだが、クロ判定に何度も間違えた……。この人じゃないよな……ならコイツ?違う……。この人じゃないよな、こっち?違う……。この人じゃないよな……違うと言ってくれ……違うよな……この人だった……って感じ。生き残るとは1mmも思ってなかったけどさ……早すぎるよ退場……。
- 魔姫が霧切さん枠だった。明らかになんかある様子だったので、終盤まで生き残る予想は結構されてた子だったがどうなるかな。
第3章
- アンジー教(生徒会)がなんか広まってる……。映画「ミスト」の信心深いオバちゃんかよ……。コレキヨがもろに自分の思ってたこと言ってくれて初めて共感した。
- そろそろ死にそうだからという理由で転子と仲良くなろうとしたが、生徒会関連で自由行動で一緒になれない……。秘密子もそうだったのでしょうがなく美兎と仲良くなる。
- 絶対最後まで生き残るだろうと思っていたアンジーの死に衝撃を受けていたが、そのあと儀式が始まって「ちょっとまて……推理物でこの手の儀式が始まると……え?転子そこ入るの?」と思ってたら案の定……。こっちは絶対死ぬと思ってたけどね……。
- 2章までと違って今回は「うあああ」ってなんなかったな……。怪しい儀式提案した本人が犯人だと意外性なさすぎる。そもそも他の誰にクロ役を擦り付ける予定だったのか?計画的ではなかったアンジー殺害は生徒会メンバーに矛先向けられるようになってるのになぁ。
- てっきりモノダムが一人ずつ蹴落としていくのかと思いきや自分で死んだ……。
第4章
- 絶対死ぬだろうけどどうあがいても加害者にはなれない感じだった美兎が案の定……。でもまさか加害者になろうとしたのに結局なれなかったって余計に酷い結果になるとは思わなかったが……。
- 加害者も「うわぁああ……」である……というか「ミスリードでしょ?かといっても小吉でもないんだろうな……誰だ?」と思ってたらミスリードじゃなかった……。
- モノクマーズ今度はどっちが死ぬんだろう?って思ってたら二人ともいなくなった。
第5章
- クロがハルマキだったらマジで耐えられないよ……と思っていたが結局違った。
- シリーズ一新です!今までと世界観が違います!とか言ってた気がするが全然そんなことはなかったらしい。小吉の話がどこまであっているか知らないが、アニメでやったあの話の続きがハッピーエンドになってないのはやだなぁ……。
- 私様と思われる人物登場……。またぁ?
クリア(=第6章終了)後の感想
エンディングについて
賛否両論なエンディングである。当然というべきかまとめブログやAmazonの感想では散々叩かれているらしい(あんまり興味もないので見てない)。最終的にどんでん返し的なことをやってきたこのシリーズで今度はどうなるのかと思っていたが、禁じ手というべきか究極のメタというかどうとでも解釈できるようなオチが待っていた。
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最初はう~んって感じだったのだが、虹裏で感想を読んでいたら(またこのオチは「知っている誰かと語りたい」というエネルギーが半端じゃないのでログも凄い量がある)だんだん落ち着いてきた。今までのシリーズを脱却するにはこういうやり方で良かったのかもしれない。
もう希望対絶望っていうのも無理があるしね。でも新シリーズ開幕!っていってこのゲームを初めてやった人はどう思うんだろうか?新世界観だけど完全に続き物だぞこれ……。
キャラクターについて
- 方々で惜しまれている楓はやっぱり生きのこって最原君とくっついてほしかったなぁ……。
- 王馬君は最初1の偽リーダー的に意味もなく最後まで生き残るんだろうなぁと思っていたが、すごいトリックスター的な動きをして印象的に退場した。死んだ後に研究室と遺品でまた評価上がるんだもんなぁ……。嘘をテーマとした本作における影の主人公である。4章はあれだけど……。
- ハルマキちゃんは霧切さんポジで最原君とくっつくのかと思いきや完全に百田君の嫁なのでカップリング盛り上がらなそうだなぁ……。キャラ商売だろうになんか思い切ったことしたなぁ、と思いながら見ていた。
- 秘密子ちゃんが生き残ったのは本当に衝撃的。全編にわたって死亡フラグを立てまくったのに生き残ったこの子こそが超高校級の生存者である。でもなんでこの子が……みたいな気はしないでもない。
他・雑感
- 2章でモノファニーがMG5がどうたらって言ってたのは声優ネタだとは気づいていたが、実は中の人的に逆スネークイーター作戦っていうのは指摘されるまで気づかなかった……。しかも17歳の方が「国民に忠を尽くして」犯行を行うんだよな……。
- 3章の儀式、いったい誰にクロを押し付ける算段だったんだ?と思ったけど、真ん中の部屋を選んだ秘密子に押し付ける算段だったのね……。そのあと犠牲者になる篭の子にまで立候補するもんだから、代わりに転子が入らなかったら微妙に計画狂いそうになってたんだな……。秘密子ちゃんはなんでここまでクロ疑い+αをかけられていたのに生き残れたのだろうか……。
- 4章のプログラム世界のループ構造に初見で気づいたおかげで製作者側としては「キーボが物属性かも?」というミスリードを用意していたことに指摘されてから初めて気づいた。言われてみれば……。
- 首謀者……と言えば黒幕と思われがちだが中間管理職どころか現場の人的な立場にあるとおもわれるつむぎだが、背景を考えると結構苦労している。砲丸のトリックを大音量のBGMで後押しし、心配なのでトイレに行くふりをして隠し部屋に行き、案の定外れたので自分でとどめを刺すGM……。
- 最原君(になった少年)の探偵志望が通ってるのと、つむぎの「春川さんが百田君に惚れるのは予定通りだった」発言を踏まえると、『孤児院出身で実は暗殺者、不愛想なのに子供にはなぜか好かれる少女が、あるとき快活な男に合って恋に落ちる……』ってのは、その、ハルマキちゃん……。最もあのオーディション映像はかなり眉唾だけどね……。
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