2000年に発売しハック&スラッシュの金字塔となった伝説的アクションRPGが2021年にリマスターされた。
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「ディアブロ II リザレクテッド」は名作ARPG「Diablo® II」のリマスター版です。謎めいた黒衣の放浪者を追いかけ、地獄の軍勢と戦って、究極の悪魔であるディアブロ、メフィスト、バールの運命を見届けましょう。PC版で最大4K(2160p)の解像度に対応。
「ディアブロ II リザレクテッド」には「Diablo II」とその壮大な拡張版である「Diablo II: Lord of Destruction®」の全コンテンツが含まれています。凍てつく洞窟や不死の悪魔たちの跋扈する不気味な墓所、凍った荒野を抜けて極寒のアリート山の頂上を目指し、破壊の帝王バールの企みを阻止しましょう。「Lord of Destruction」の2つのクラス、罠と影の達人である「アサシン」を繰って、あるいは始原の元素魔法を操る、大胆かつ獰猛なシェイプシフターの「ドルイド」で敵を一掃しましょう。 - Blizzard
前置き
ハック&スラッシュ、通称ハクスラの始祖作品としてあまりにも有名なので以前から気になっていた。PC版がSteamで扱っておらずBattle.netのみの扱いなのでNintendo Switch版とどっちにするか迷っていたのだが、結局PC版がセールになっているのを知ってBattle.netで購入した。ちなみに3がセットになっているプライムイービルコレクションを勢いで購入してしまった。自分がゲーム買うときってこんなのばっかりだ。
ゲームプレイング
ゲーム仕様
既にハクスラに該当するゲームはいくつかプレイしているが、そのなかでもグリムドーンからの既視感が凄かった。なんもかんもグリドンなので「グリドンって完全にディアブロ2の後継者やんけ……」ってなった。そういうこともあってマウス&キーボードの操作感でかなり戸惑った。アクションコマンドは左右のクリックだけ?ほかの技使うときはファンクションキーで入れ替えてクリックしなきゃいけないの?ACT2に入ったあたりで試しにゲームパッド使ったらスキルを各ボタンにセット出来て、この辺が一気に解決して脱力した。ゲームパッドよりキーマウの方が不便になるゲーム初めて見た。
凄い。ものすごく当時の再現されてる。これキーマウの操作は従来版とグリドンライクなの2つ用意してプレイヤーに選ばせればよかったんじゃないかな。流石に昔の選ばんでしょう。まぁ、この辺の問題が解決してもポーションがスタックしないのでインベントリパンパンとかは解決しないわけですが……。
死ぬとキャラが真っ裸になって死体の装備回収しに行かないといけないのも昔というかシビアというか。普通にサッと回収できるならいいけどそれも無理になって最初途方に暮れてしまった。答えはゲームを再起動すると初期位置に死体が置いてあって回収できる仕様になっている、なんだけどなんの説明も無い。
本作は町以外のマップが自動生成でゲームを起動する度に新しいものになるのだが、この両システムの掛け合わせで「マップを維持したまま死体回収する」か「マップ消えちゃうけど死体は即回収できる」の選択できるデザインになっている。そういうわけでマップをとにかく維持したまま進むためになるべく立ち上げたまんま進むようにしていた。
初回プレイ
ビルドは聖なる槌メインのパラディン、通称ハンマーディン(Hammerdin)に最初から決め打ちでプレイ。あらかじめ下調べしたところ、滅茶苦茶定番のビルドらしい。こういうプレイを非難する人もいるが、今までのハクスラ経験から言ってそれが一番いいのだ。これしなかったらENEにパラメータ振ってただろうしね。ちなみに最初にプレイするならソーサレスが無難というのはHellに入るくらいで知った。先に言ってくれよ。
そういうわけで「聖なる槌」スキルを習得できるレベル18まで通過点として必須のスキルだけ取って進んだ。そして念願叶って聖なる槌を使ったわけだが、あまりにも独特すぎる軌道で事前に知っていても驚愕してしまった。なんじゃこれ……。さらにレベル上げないとスキルにポイント触れないことが分かり今まで貯めていたポイント一気に振れないことが分かってガッカリしてしまった。歪なポイント振りして無双したかったのになぁ……。
結局レベル82でHell Act5クリア。このゲームにおいては始まりにすぎないし事実全然装備が整っていない。パラディンはRW Spirit用の4穴盾簡単に用意できて良いよね!とか言われてるが、結局良いのが見つからず、良耐性だった3穴パラディン専用盾にRW Ancient's Pledgeを適用したのを装備したままHellバールを倒すことになった。
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ハクスラ
その後満を持してアイテム掘りをしたのだが、本当に全然落ちない……。いくつか試して、ディアブロさんが信じられないくらい簡単に倒せる(張り付いてハンマー投げ続けてるだけで死ぬので「ディアブロさん……?嘘だよな……?」ってなった)ので、そこで狩りを続けたが全然ダメだ……。モーモー牧場も通ったがう~ん。手に入れて「おおっ!」ってなったのって一部のユニークくらいだなぁ。結局ハイルーンを一度も見ずに終わってしまった。
本作、もっと敵を倒して出てきたアイテムを毎回確認してどんどん取り替えていくタイプのゲームなのだと思っていたが全然そうでもなかった。ルーンワード、ユニーク、(極一部の)セット装備とそれ以外で差がありすぎるんだよな。なので全然代わり映えしない装備に完全に虚無になってしまった。
ある程度やった後、今度はソーサレスで初めてみたのだが、やっぱりテレポートを自力で覚えるこっちが先の方が良かった。メフィスト狩りとかテレポート無しで続けてたら「なぜオレはあんなムダな時間を……」ってなってただろうな。
キャラを増やすと倉庫の狭さが余計に加速するのでここはどうにかして欲しかった。宝石とかはスタックで良くないかな……。もっとも、やたらと多いランダム要素に「う~ん」と唸っていたところ、「本作は試行回数が必然的に増える状態を作ることで、ベテランと初心者でもトレードが成立している余地を作っている」と聞いて「へえ」となった部分もある。倉庫の狭さもこの『余地』の成立に寄与しているんだろう。私の理想を適用したらここまで長期間生きる作品になってなかったんだろうな。プレイしている人には20年くらいずっとやってる人とかいるらしいんだよな……。
ストーリー
余談だけどクラスごとに性別決まってるのも昔のゲームって感じだ。敵の名前がディアブロ、メフィスト、バールってところに一番時代を感じるかもしれない。なんかもうちょっと独自性のある名前なかったのかよ。
ウェブ上でディアブロ1のストーリー解説みたけど、黒衣の放浪者って「ディアブロ倒したと思ったら体を乗っ取られた1の主人公」だったのか。ボーダーランズの感想で「ハクスラって育てたキャラに愛着沸くゲームだろうに、前作プレイアブルキャラの扱いなんでこんなに悪いんだよ!」みたいなこと書いたのだが、ハクスラの本家本元からして凄い尊厳破壊なんだな。というか1のトリストラム在住のネームドNPCがことごとく悲惨な目に遭ってるのが酷すぎる。当時のファン荒れなかったのかな?
しかしディアブロと一緒に居たマリウスの存在がシュールすぎる。なんで2主人公が傭兵と一緒に苦労して降りたダンジョンを、着の身着のまま一人で制覇してるんだよ。この人自分が一般人だと思い込んでいる天使とかなんじゃないの?だからティラエルも地獄行ってソウルストーン砕けみたいなこと言ったんじゃない?アンタの副官のイズアルでさえ出来なかったんですけどね、その任務。
終わりに
良アイテムが出ない虚無に堪えられずなんとなくフェードアウト。こういうところもグリムドーンと同じだ。これからエルデンリングという超キラータイトルも出るので、分かっていた潮時ではあった。
結局ラダーも始まってない→と思ったら2022年4月29日にようやくラダーがリリースされた。リリースから半年以上かかってるから結構のんびりだな。
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