「マンガハック」という失礼ながらややマイナーな投稿サイト連載でありながら、SNSを中心にブレイクした作品。元々は絵本で出す予定だった内容で、寓話のような内容である。
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耳が聞こえず非力な王子が、多くの人と出会い成長していく物語 - マンガハック
かなり高い評価を受けていることを知って前から読みたかったのだが書籍化することになり、電子書籍版が一ヶ月遅れで出たのでようやく読むことが出来た。
巻毎の感想
1巻
生まれつきの不虞に負けじと頑張る王子が主人公。そういうわけで後で面白くなると分かっていても、タメの部分がツラくて読めないという人がいるのも分かる。序盤そんな感じなのでカゲがデレただけでジワッとくる。
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主人公が喋れないのにシナリオが作れているのが地味に凄い。余談ながら今のところランキングが何位でうんたらかんたらって話はほとんど出ていない。
2巻
カゲがいなくなって寂しいな……と思っていたら、最高のタイミングで最高にかっこいい登場をした。やっぱ緩急が上手いな。加えてヒリングに続いてベビンも意外な部分が見え始めて、キャラクターへの印象が完全に作者の手の内で踊らされてる感ある。
巻末のこぼれ話に本来絵本にする予定だったものを漫画にしたとあるが、なんか分かる気がする。寓話だよねこの作品。
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