パニッシャーがマーベルヒーロー/ヴィランを全員殺していく問題作Punisher Kills the Marvel Universeと、そのオマージュでデッドプールが全員殺していくDeadpool Kills the Marvel Universeを収録。表紙は知名度の高いデッドプールのものになっているが、結構切ないエンディングのパニッシャーの方が好きかな。
「漫画」カテゴリーアーカイブ
アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ – カート・ビュシーク
漫画に与えられる賞としてはおそらく世界的に最も評価が高いアイズナー賞を受賞しているが、日本ではいまいち知名度が低い。アメコミには珍しい、既存のキャラクターがいないオリジナル設定の作品なのでそこが新規客にとって魅力だと思うのだが、有名なキャラがいないとなかなか難しいんだろうな。
シノハユ the dawn of age – 五十嵐あぐり 小林立
美少女麻雀漫画「咲-Saki-」のスピンオフ漫画。iPSクルセイダーズが大半を占めるシリーズの中、京太郎×タコスに続くノンケ希望の星リチャード×慕の叔父姪からいろんな意味で目が離せない。
GIRL FRIENDS 全5巻 – 森永みるく
百合業界では有名な森永みるくの代表作。百合って別に恋愛じゃねぇなぁと思うことが時々あるのだが、こういうはっきりと恋愛漫画してる作品を読むとそういう意識が顕著になる。百合って基本的に恋愛作品じゃ無いの?っていわれそうだが個人的にはそうでも無い。百合がA、恋愛がBならこの作品はA∩Bって感じ。
Web掲載読み切り漫画 (2018年)
2018年にWeb上に掲載された読み切り漫画の感想まとめ。ラインナップは以下の通り。
- 村肝篤仁「湿度が高すぎる」
- 平野稜二「勇者ご一行の帰り道」
- とみもと祐理「金曜日の天使」
パルフェ おねロリ百合アンソロジー 既刊2巻
おねロリアンソロジー。2巻に掲載されている、伊藤ハチの『姉の秘密』が凄い好み。
お姉さんとロリという許されない関係を、可愛い・優しい雰囲気に包んで発表してきた「おねロリ界のトップランナー」が、マイナージャンルで2巻まで行くだけでめでたいアンソロジーの末尾を「おねロリは虐待」で結んだ事実はそれだけで強烈な文学性がある。
ジガ-ZIGA- 全2巻 – 佐野ロクロウ 肥田健太郎
ダオンに出した私の命令が打ち消されたとでもいうの?命令者であるこの私の……!!
全14話という短期打ち切りの結果に終わった作品。なのだが、命令者ちゃんこと白(ホワイト)のコラが、虹裏で大量に作られるという局所的でカルトな現象を起こした。
ケーブル&デッドプール:青の洗礼 – ファビアン・ニシーザ
この作品以前にはほとんど接点の無かったケーブルとデッドプールであるが、本作が好評を受けてコンビとして認識されるようになった。真逆といっても過言ではないキャラクター性が上手く噛み合った結果だろうか?
キミイロ少女 – 未幡
百合姫で「私の百合はお仕事です!」(記事)連載中の未幡先生のデビュー短編集完全版。「わたゆり」連載直前に百合姫に掲載され、完全版で本作に収録となった短編「青春は始まらない」(完全版表紙の二人が出てくる作品)が好き。
加瀬さんシリーズ – 高嶋ひろみ
2011年から掲載がスタートし2018年にOVAの劇場上映が行われることになった、百合を代表する作品の一つ。百合といえば解釈で割れることがしょっちゅうなのだが、そんな中でもまさしくこういうのが百合だと言いたくなるような直球の内容である。