長い歴史を持つアメコミ、スパイダーマンの傑作選で1962年から1992年の30年の中から8作品を取り上げて収録している。
「漫画」カテゴリーアーカイブ
カワイイとサヨナラ – ねが
百合スレで勧められていて読んだ本。表紙にでかでかと描かれている董子ちゃんはノンケなんだけど、自分に向けられた同性愛感情に対して刺々しいようでいて凄いマジメというか誠実で良いね。
木根さんの1人でキネマ – アサイ
生粋の映画ファンだが映画を語れる友人が誰もいない主人公、木根真知子の拗らせライフを描いた漫画。実在する映画に対してつまんなかったって話も普通に描いていて作者自身のリアルの悲喜こもごもが伺える。
ななしのアステリズム 全5巻 – 小林キナ
女子中学生三人組のグループが全員片思い状態の三角関係になっているという百合作品であるが、途中から男性キャラも加わってヘテロ関係が加わる。なので三角関係百合を期待していると肩透かしになってしまったのはちょっと残念。
小百合さんの妹は天使 全4巻 – 伊藤ハチ
(実)姉妹百合。「おねえちゃんの処女は私のものよ」「おねえちゃんと同じ産道も通ってないくせに」って言う妹いいよね……。血の繋がりを障害ではなく優位と捉えた名台詞である。この作品が連載されていたのが百合姫でなくてコミックフラッパーだったことも加えて最高にロックだ。
魚の見る夢 全2巻 – 小川麻衣子
姉妹百合作品(義理ではなく実姉妹)。百合っていったら、めんどくさいレズの愛憎と執着と嫉妬でしょうと言ってはばからない人(そうです、私です)には多分向いてる。こういうあっさりした絵柄好きなのだが、ストーリーの緊張感とのギャップで余計に印象的である。
ポプテピピック – 大川ぶくぶ
ネット上で何故かカルトな人気を持っているシュールな4コマ漫画。読んでいなくとも、ネットをやっていると一コマだけ抜き出された画像を見たことはある、という人は多いのではないだろうか。私もその一人だったのだが実際にはどのような内容なのか知りたくて読んでみた。のだがシュールすぎて読んでみてもよくわからなかった……。
2DK、Gペン、目覚まし時計。 – 大沢やよい
社会人百合漫画。恋愛を主軸にした作品は恋愛以外の要素が重要になるというのが私の意見であるが、まっとうに生きて積み上げなければ幸せになれないという頑なな信念とマイノリティであるビアンとして生きていくことの相反を持つ主人公が描かれているのが印象的。
ダンジョン飯 – 九井諒子
ここ数年でおそらく一番有名なマイナー漫画。なんか矛盾している気がするが一般人は全然知らない一方で、漫画のファンなら読んでいないと馬鹿にされるみたいな知名度がある。
そういう立ち位置の作品なのだが私はそんなことは特に意に介さず、ネットミームの「アイツ○○の話になると早口になるの気持ち悪いよな……」「よしなよ」の元ネタということで読んだ。
この世界の片隅に(上・中・下) – こうの史代
2016年11月にクラウドファンディングによって資金を集めてアニメ映画化された作品。
舞台は1943年の広島県でそこから約二年間の期間、広島から軍港の街である呉に嫁いできた、すずを主人公とする日常もの作品。時代と場所でどのようなことが起きるのかはすぐに推察がつくことと思うが、しかしあくまでその状況下で生きた普通の人たちを書いた日常ものである。