「漫画」カテゴリーアーカイブ

アクアマン:王の遺産 (The New 52!) – ジェフ・ジョーンズ

DC社のアメコミシリーズで、ジャスティスリーグの一員であるアクアマンのThe New 52!における第2巻。2012年5月から12月にかけて刊行されVol2にまとめられた#7~#13に、#0(2012年11月)と#14(2013年1月)を加えた日本版独自編集となっている。

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アクアマン:アトランティスの王 (The New 52!) – ジェフ・ジョーンズ

DC社のアメコミシリーズで、ジャスティスリーグの一員であるアクアマンのThe New 52!における第一巻。2011年11月から翌年4月にかけて刊行された#1~#6をまとめたVol1が底本となる。

アクアマンは現実のアメリカでは長いことネタキャラ扱いだった、というのはアメコミに詳しくない私には意外だったが「理解されずとも戦う孤高のヒーロー」としてその辺を上手く昇華する形で描かれている。

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ジャスティス・リーグ:誕生 (The New 52!) – ジェフ・ジョーンズ

現在最新版のDCユニバースとなるThe New 52!におけるジャスティス・リーグの第1巻。7人のヒーローが全員集まってチームを結成する話がたったの1冊で出来ているのはなかなか凄い。

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オクターヴ 全6巻 – 秋山はる

一応百合のジャンルに属する漫画であるが、実際には「主人公(女性)が性関係を持った相手が女性だったアフタヌーン連載漫画」という方がしっくりくる。百合より、ジェンダーとかセクシュアリティという言葉が似つかわしい作品である。なお主人公が行きずりの男と寝るエピソードがあるのでそういうのが駄目な人は注意。

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デッドプール マーク・ウィズ・ア・マウス – ヴィクター・ギシュラー

デッドプールの初邦訳作品。頭がイカれているが一流の傭兵である俺ちゃんの活躍が336ページというボリュームで描かれる。自らをコミックの登場人物である理解しているデップーさんなので第四の壁を超える表現が山ほど出てくると思ったらそうでもなかったのが意外。

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バットマン:ロング・ハロウィーン – ジェフ・ローブ

映画『ダークナイト』に大きく影響を与えた、ミステリ、ノワール仕立てのバットマン作品。バットマン、ゴードン、デントの結束が崩壊し、事件が終了しても誰が犯人だったのか明確にはならない、終始陰鬱な話である。

読んだ後に気が付いたのだがこのタイトルって、作中では「ハロウィーンから始まった一連の事件」を指しているが、メタ的にはバットマンの登場でマフィア勢力が弱くなって、代わりに「仮装した個人(ヴィラン)が台頭する長いハロウィーン」が始まることを暗示しているんだな。

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総合タワーリシチ 完全版 – あらた伊里

人気を博したものの雑誌の休刊に伴って終了したハイテンションコメディ百合漫画が完全版になって登場。きららあたりに載っていても良さそうな明るい本編に対して、どストレートな百合描写のある描き下ろしに作者のリビドーを感じる。

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バットマン:イヤーワン/イヤーツー

バットマンのオリジンである『イヤーワン』、それに続く『イヤーツー』を収録。人気ライターのフランク・ミラーが担当しているイヤーワンの評価が高いようだが、個人的にはバットマン設定の美味しいところが山盛りになったイヤーツーの方が好き。

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