マーベル社のアメコミヒーローが活躍するクロスオーバー企画、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の19作品目。今までに登場したヒーローたちが勢ぞろいして活躍する一方、とうとう表に出てきたヴィランのサノスの掘り下げもしっかり行っている凄いバランスの映画。
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パシフィック・リム:アップライジング
ギレルモ・デル・トロからスティーヴン・S・デナイトに監督が代わっているが、こっちは明らかに怪獣・特撮ではなくて巨大ロボットが好きな人だろうなというのが伝わってくる映画。ロボットアニメのお約束がハリウッドの実写で実現しているが、前作の怪獣映画の続きを期待していると肩透かしを食らうかもしれない。
ファークライ5 (Far Cry 5)
人気オープンワールドシリーズの最新作。カルト宗教に支配されたアメリカの田舎を保安官として救出する話であるが、犯罪組織を断罪するような爽快な話ではなく皮肉な結末が待っている。
『サガ』シリーズに登場する、SF作品由来のネーミングの元ネタまとめ
スクウェア・エニックスのRPGゲーム、『サガ』シリーズには時折SF作品が元ネタになっていると思しきネーミングが出てくる。本稿ではそれらをまとめていく。
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
ペンタゴン・ペーパーズとは、ベトナム戦争が敗北する可能性が高いことを事前調査で知っていたにもかかわらずそれを隠して戦争を始めた事実が記載された国防総省の最高機密文書。1971年にこれが内部告発者から報道を通じて暴露されるも、政府は機密情報の流出であるとして弾圧を始める。報道と政府の戦いを扱ったノンフィクション。
死の鳥 – ハーラン・エリスン
アメリカSF界ではカリスマ的存在だが日本では邦訳に恵まれないハーラン・エリスンの短篇集。1冊目の邦訳である『世界の中心で愛を叫んだけもの』からなんと約40年も経過してようやく出た2冊目の邦訳であり、SFファンにとっては大御所である為に遅すぎた感が凄い。嬉しいけどなんで今更……。
アイアンマン:エクストリミス – ウォーレン・エリス
映画アイアンマン3の原案とされる作品であるがエクストリミスが登場するくらいでほとんど別物。映画版が普通の人間に戻っていったのと対照的に、こっちは自分の体にエクストリミスを取り入れ、人間を止めて行くところまで行ってしまう怖さがある。
ザ・シークレットマン
ディープ・スロート 大統領を葬った男 – ボブ・ウッドワード
連絡をとりあう方法を、あらかじめ決めておく必要がある――人に気づかれるおそれがなく、勘ぐられないような環境の変化を利用する、とフェルトは言った。(中略)緊急に会わなければならない場合には、手摺近くに置いてある植木鉢を奥に引っ込めることに決まった。(p67)
ウォーターゲート事件の内部告発者ディープスロートの正体である当時のFBI副長官マーク・フェルトを、リーク先であったワシントンポストの記者ボブ・ウッドワードから書いたノンフィクション。
大統領の陰謀 (映画)
1972年に起きたウォーターゲート事件をワシントンポストの記者ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインが追い続け、ついには当時の大統領であるニクソン率いるホワイトハウスの不祥事を暴くに至った実話を基にしたノンフィクション映画。ウッドワードとバーンスタインが上梓した同タイトルの書籍(記事)を底本としている。