おねがい……ゼロ……

2002年発売。ロックマンスピンオフのロックマンXの更にスピンオフのシリーズとなるロックマンゼロシリーズの1作目。元々はゲームボーイアドバンスのソフトだが、現在は「ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション」に収録されているのをプレイするのが手軽である。

高難易度ゲームに属する作品であり散々死にまくってクリアした。『ダブルヒーローコレクション』にはアシストセーブ機能がありセーブ箇所がオリジナルより刻んで設置されていて、なおかついつでもロードすることが出来るのだが、これが無いととてもクリアできなかった。

Nintendo Switch版「ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション」がセールしていたので購入。ゼロ4作とゼクス2作の計6作入っている中で一番最初の作品がこれ。何にも考えずに寝っ転がってやれる手軽なゲームを……ということで2Dアクションのゲームを探していて購入したわけだが、予想通り全ッ然手軽じゃない。お得感優先でエラいの買ってしまった。

本家のスピンオフの更にスピンオフであるが、本家から数十年後のロックマンXから更に数百年後って設定がなんかなぁってなる。ゼクスはここから更に数百年後らしい。あんまり年代ジャンプしすぎるとなんの関係も無いじゃん感ある。ほとんどがレプリロイドだから作品間跨げなくもないのか。そんな中唯一人間のシエルちゃんは「おねがい……ゼロ……」で難しいミッションエラい頼んでくるな……と思っていたら、ネット上でも鬼畜扱いで笑ってしまった。セーブするときだけなんで事務的な口調になるの、この子……。

最初XボタンとYボタンが使えないのを見て何故かワンダースワンだっけこれ？と思ったのだがゲームボーイアドバンスだった。Bボタンが攻撃でAボタンがジャンプに割り当てられている。Yボタンが攻撃ボタンで押しっぱなしでチャージしたまま、Bボタンがジャンプになってて移動するって言うイメージがあるのだがこれができないので最後まで違和感あった。

ゲーム中でマニュアル見ても単なるボタン対応表が出てくるだけで全然作中のシステムの説明になっていない。説明書無いの？と探したら任天堂の公式サイト下にPDFの形で残っているのを見つけた。

https://www.nintendo.co.jp/data/software/manual/man_PBEJ_00.pdf

まぁ読んでも説明無いんだけど……。こんな状態なので「エレメントチップはオプション画面で装着できて、チャージ攻撃の時にだけエレメントが載る」っていう仕様を半分以上プレイしてからようやく知った。敵ボス倒しても相手の技を覚えないってロックマンシリーズなのかよって感じである。

もういい加減詰まって「仕様が分からないから使っていなかったサイバーエルフ使うか！」となり、ライフ系のエルフにクリスタルを食わせてみたのだが、今まで集めたすべてのクリスタルを投与しても使用可能にならなかったので唖然とした。

サイバーエルフって初心者救済要素のはずだが、普通にプレイしていて手に入る分のクリスタル入れても有効にならないんじゃ誰の為に用意されているのか分からない。攻略サイトを覗くと、クリスタルを十分に手に入れるには「○○のステージをクリアする前に特定の場所で沸く××を延々倒す」みたいなことをしなければならないらしい。それエンドコンテンツじゃねぇか。

ちなみにこのサイバーエルフは使うと死んで居なくなり、ゲーム内でのプレイ評価が下がるという仕様。う～んクソデカため息。なんかね用意してある要素って気持ちよく使わせて欲しいんだよな。

そういうわけで結局サイバーエルフ一回も使わない、縛りプレイだかなんだかよく分からないまま進めてクリアした。

どのボスも死にまくって「死に覚え」で戦うのだが、これエレメントで弱点付ける奴とそれ以外とで雲泥の差過ぎる。弱点付けるとチャージ攻撃した時点で相手の動き止まるから、ある種のハメ状態になって凄いアッサリ終わったりする。まぁアッサリ倒せる方がいいよ。死に覚えでようやく倒せるパターンだと、自分の動きが洗練される頃には心が死んでるから。

最後のコピーエックスの頃になると「もういい加減さっさと倒して終わりにしたい」という気持ちになっていた（なんで自分このゲームやったんだ？）。最終的にはある程度慣れたけど、こいつのメギドフレイム床に残る時間長すぎない？「コピーエックスに攻撃できる最後のタイミングがここだから……エイッ！」ってチャージセイバー当てながら床に降りるとまだ炎があって死ぬというのが最後まで直らなかった。まぁクリアしたんだからいいんだけど。

何度も何度も戦ったもんだからさぁ、コピーエックス戦闘前のキャラクターの会話が長くてもうウンザリした。忍者の奴は自爆したのになんで他3人の四天王生きてるんだよ……。会話スキップさせてくれ……もしかして自分が気付いてないだけで設定とかで出来るんだろうか？後はティウンティウンティウンの状態の時に即座にアシストロード出来るようになってくれると助かるなぁ。「ハイ次！次！」って出来ないとちょっとやれない。

そんなわけでクリアしたときには「ようやく苦行から解放された！もう二度とやらないぞ！」という気持ちだった……なんで自分このゲームやったんだ？