お笑い芸人、ピース又吉の作で芥川賞を受賞したことで話題となった。
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私もミーハー根性で読んだわけだが、同じ時期に多くの人が読んでいる本というのは、広範囲な層の意見を見ることのできる貴重な機会でもあるのだ。
お笑い芸人の本が芥川賞を取るとはけしからん的な意見もあるようだが、私はそうは思わない。むしろ作中の主人公もお笑い芸人という私小説的な部分を含めて、いかにも「賞向き」だなぁという印象である。
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テーマ的な部分が終盤の花火のシーン以降に急に語られるところや、台詞で説明してしまうところに作家としての若さを感じてしまうのだが、興味深い作品ではあった。
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