機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム

2024年発表。Netflixオリジナルのガンダム。実写風の作品は今までもあったが、今の技術だとここまで出来るんだなぁと感心した。

海外への外注プロジェクトということで外国製っぽさが出るかなと思いきや、普通に日本の宇宙世紀ファン向けの作品に仕上がっているのが意外だった。ちょっと前まで無茶苦茶になるIP多かったもんな。

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宇宙世紀0079年、ジオン公国は地球連邦政府からの独立を宣言し戦争状態に突入した。新兵器モビルスーツの活躍により序盤こそ優位を保ったジオン軍だったが、地球の全面制圧を行う戦力はなく戦況は膠着する。そして開戦から11ヶ月後、東欧のジオン軍占領下にある基地の一つが連邦軍に奪取される。その奪還に向かう混成大隊の中に、宇宙から降りてきたばかりのモビルスーツ小隊、ソラリたちレッド・ウルフ隊の姿もあった―― - 公式サイト

前置き

いつかやるとは聞いていたNetflix版ガンダムであるが、気付いたら配信していて気付いたら話題になっていた。自分は特にガンダムファンという訳ではないのだが、映像化したガンダム作品は大体見ている位の人間である。熱心に追っているわけではないので界隈の流れについてもそんな感じだ。

余談だが、4話終盤で出てきた『アニメでも違和感あったのに写実的に表現するともの凄い違和感ある格好と髪型』の少将(ユーリ・ケラーネ)は08小隊で出たキャラで、これ以外にもこういうファン向けサプライズを用意しており、更に事前に08小隊の無料放送やっていたらしい。う~ん、やっぱり全然、界隈の空気について行けてないぞ。

感想

ガンダム怖えええ!!!「連邦の白い悪魔」の恐ろしさを強調した描写って今回が初では無いけど凄え怖い。1話目のコックピット直撃パンチからして正義の怒りぶつけすぎだろ!ってなった。まぁそれはそれとして、あんなに怖かったのにガンダムとジムがこっちに走ってくるシーンが「みんな~」のAAそのまんまでなんか笑ってしまった。

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おっちゃんがなんか自分の知ってるRX78じゃない……。というか、08小隊のEz8に見えるんだけどなんか関係あるんだろうか。まぁ、その08小隊の当たりからはもう1年戦争の描写とか無茶苦茶になっちゃって、ガンダムなんて彼岸島の刀みたいにその辺に自生してるようなもんなんだけど。

設定見るとガンダムEXと言う名前で「戦後の混乱で資料が無くなって歴史から葬られた」んだとか。この立て付けでモビルスーツ何機増やすんだよ!1年戦争を10年戦争位にしておけば、まだなんとかなったかもしれないのに。人気が出て長く続いたIPって拡張余地なくて苦労してるよな……。最近DAIMAが始まったドラゴンボールも昔っから凄いそれを感じる。

最期まで通しで見た感想は、敵側の情報を小出しにしていくことでガンダムの印象が変わっていくのが興味深いなぁ、ということ。序盤はガンダム特有の敵・味方ともに喋りまくるいつもの作風とは異なり、敵側の心情描写一切無し。なのでホラー風味なんだけど、実はガンダムのパイロットが少年兵であることが分かって、陣営が違うだけで立場は同じだと察して、最期には対話をして、オチとしてはああなっちゃう。

和解に到ったタイミングで後ろから刺されて死ぬのは、小説版ファーストガンダムのアムロも最期それで死んでいてそれのオマージュという見方がされているらしい。敵が卑近の存在となっていく作品全体の緩急のラストにこれを持ってきたのは上手いなぁ。その上で、後からよく見ると仲間のジムを庇っているシーン結構多いなってなる。

終わりに

こういうの見ると「久しぶりにガンプラ作りたいなぁ」という気持ちにならないではないんだけど、定期的にX(旧Twitter)で転売屋のせいで面倒なことになっているらしい様子が分かるから関わりたくないという気持ちが勝る。今、普通に買えるもんなんだろうか。

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