ワグナス!評議会は我らの術を異端術法と決定したぞ!
ゲーム「ロマンシングサガ2」のコミカライズで、徳間書店から発行されていた「ファミリーコンピュータMagazine」に連載されていた。
何故か(?)、七英雄が会話するシーンが「ふたば掲示板」でコラされまくって、ある種の文化を生みだしてしまったのであるが、その元ページが本作3巻掲載のシーンとなる。
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前置き
原作が1巻と2巻以降で変わっており、1巻原作は森本洋、2巻原作は葉月まゆみ、作画は3巻とも面堂かずき。それぞれ調べたら森本洋って「セラフィック・フェザー」の原作だったのね……。これも2巻までで3巻以降は別の人がやってる。葉月まゆみと面堂かずきは普通にTwitterのアカウント見つけられた。
葉月先生と面堂先生は今でも同人でコンビを組んでいるようだ。なんかこの辺を調べると、森本先生が飛んで面堂先生が元々つるんでいた葉月先生を呼んだ、みたいな流れを想像してしまうんですが、どうなんでしょうね?
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七英雄コラの元ネタみたさに大分前に購入して電子書籍化して眠った状態だったのだが、このたびリメイクをきっかけに再度読んでみた。
感想
七英雄コラが余りにも有名なので所々で吹いてしまう漫画版。なのであるが適度に省略しながら原作を上手く纏めていると思う。
もう30年も昔の作品なので内容そのまんま書くが、大体以下の流れで進む
- 1巻:原作通り進みクジンシー討伐後、キャットイベントを経て運河要塞攻略。
- 2巻:ジェラール帝就任から24年後からスタート。ナレーションでボクオーン討伐(=ステップ制覇)とカンバーランド救出済みであると判明。ジェラールがスービエに敗北したことをきっかけにオライオンに継承。ムーと子ムーのイベントでダンターグ撃破。人魚イベントを経るもタニアが死んでしまう。アバロンに戻って皇帝就任して終了。
- 3巻:40年後からスタート。冒頭でヤウダ制覇。オライオンが寿命を感じていたところにサラマットでクリームヒルトに会い、彼女に継承。クリームヒルトがロックブーケ撃破。オライオンは負傷後、ベスマへ自分の遺体を海に沈めるよう指示し、海中でタニアに再会。皇帝に就任するつもりのないクリームヒルトが跡継ぎを探していたところ、ジェラールの孫、ジェラール二世に遭遇し彼に継承を行う(これが最終皇帝)。この継承式を狙ってきたクジンシーを討伐、ヤウダでワグナスを討伐、トーレンスでオアイーブと再会し古代人の事情を把握。氷海で七英雄本体を守っていたノエルと撃破し、最終戦を経て終了。
原作と違い年数経過が結構常識的な年数になっており、この結果次の世代に前世代の関係者がチラホラいる。もっとも代表的なのが最終皇帝(男)がジェラールの孫であるジェラール二世であること。更にオライオンがヘクターとジェイムズの妹の息子、オライオンパーティの猟兵ウィリアムがテレーズの甥となる。原作通り継承法に限界がありジェラール二世が最終皇帝になることをオアイーブから告げられる訳だけど、4回・64年間って結構短いなぁ。
そういうわけでリメイク版ロマサガ2の主人公もジェラール2世にしたわけです(うろ覚えだったので算用数字にしてしまった)。ジェラールの次の皇帝もオライオンにしたけど、調整が上手くいかず海に沈められなかったんだよな(←沈める前提で選ぶな)。
超有名な七英雄コラのページは3巻のワグナス戦の前にあるシーンで、ワグナスが「過去にノエル・ボクオーンと行った会話」を回想するシーンとなる。原作ではかなり分かりづらい状況を七英雄の目的がばっちり理解できるように描かれているのが秀逸なコミカライズだなと思うが、この2ページはそれを代表するようなシーンだ。このページがなければ七英雄が梅酒を漬けたりAV福袋の品評会をするイメージは付かなかっただろうに……(←風評被害)。
終わりに
余りに有名(?)な七英雄コラの元ネタを見たい人は多いだろうしリメイクを機に復刊しないかなぁ、と思っているのだが今のところその兆しはない。今Amazonで見たら1巻が2万円超えてて、さすがにこれじゃ履修出来ないよなぁ……。
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