コードウェイナー・スミスの人類補完機構シリーズがとうとう全作品収められることとなった。ノーストリリアを除く作品がすべて短編で構成されるシリーズだが、順番がバラバラで未収録もあったので残念だと思っていたのだ。ほとんどの作品が再読になるが、もう何年も経ってるので内容を忘れている。
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さようなら、ロビンソン・クルーソー (〈八世界〉全短編2) – ジョン・ヴァーリイ
肉体改造が日常的になった遠い未来の人類を描くジョン・ヴァーリイのSF作品、八世界シリーズの全短編集の2巻目。
あまたの星、宝冠のごとく – ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
SF界の大御所ティプトリー・ジュニアの新刊短編集。この世を去ってずいぶん経つ作家だが、短篇10作品のうち9作品が今回初訳となる。
泰平ヨンの航星日記〔改訳版〕 – スタニスワフ・レム
海外SF小説の業界で高い評価を受けているスタニスワフ・レムの連作短編集。一応ユーモアあふるる書き方になってはいるが、かなりハードルの高い作品だった。
海外SFハンドブック – 早川書房編集部
ハヤカワ文庫SFの通番が2000番を超えたことを記念して発売されたSF小説のガイドブック。東京創元社と並んで海外SF翻訳で有名な早川書房の手によるものである。
汝、コンピューターの夢 (〈八世界〉全短編1) – ジョン・ヴァーリイ
伝道の書に捧げる薔薇 – ロジャー・ゼラズニイ
屍者の帝国 – 伊藤計劃, 円城塔
2015年10月に映画化した作品。故人となった伊藤計劃の設定を受け継いで円城塔が完成させたという経緯があり、更に古典フィクションのキャラが登場するパスティーシュでもある、という珍しい作品である。
敵は海賊・海賊版 – 神林長平
海外SFはオールタイムベストを大体読んだくらいの人間であるが、日本SFの作品は数えるほどしか手を出していない。いい機会なので読んでみたのだが、あんまり私には合わなかったかも……。