2020年放映。先鋭的な時間ギミックを盛り込むことで知られるクリストファー・ノーランの真骨頂と呼べる作品。難解と言われつつも本筋は理解できるように作られていたり、最後に待っている友情には感動できたり、ノーランは自分がやりたいことと大衆に歓迎されることを作品に巧く盛り込む名手だと感心する。 続きを読む テネット (TENET)
「SF映画」タグアーカイブ
ザ・クリエイター/創造者
2023年放映のSF映画。アジア舞台で東洋モチーフのAI・ロボがたくさん出てきたりで絵としては面白いのだが、絵作り優先で芯となるものを感じられない印象。SFファンが興奮するような尖った内容は大衆向けには作れないよなぁとは思うけど、それ抜きでも動機づけとかが薄いという感じ。
ブレードランナー 2049
パチモンみたいなタイトルであるが、前作見てないと作品の理解が半分以下になるレベルでブレードランナーの続編である。後世のポストアポカリプス作品に多大な影響を与えた荒廃の空気がこれでもかってくらい描写され終始暗いエピソードが続く。私は主人公のKに肩入れしていたのですっかり暗い気分になってしまった。
メッセージ
テッド・チャンの短編SF小説『あなたの人生の物語』(記事)の映画化。原作が持っていた、異なる宇宙観の受け入れによって自らの内面が変化していくという部分を科学で説明していく面白さがオミットされている感じはちょっと残念であるが、思ったよりよく出来ているように感じる。
ゴースト・イン・ザ・シェル (攻殻機動隊ハリウッド実写版)
士郎正宗のSF漫画のハリウッド実写版。今までに何度もメディアミックスがあったが実写映画はこれが初となる。原作とアニメはサイバーパンクのエポックメイキング的な作品だったが、そのエッセンスは生かされず、よくあるハリウッド映画になってしまった。
虐殺器官
プロデビューから2年程度で逝去するも、残した作品が高く評価されたSF作家、伊藤計劃の処女作のアニメ化。
テロに対する恐怖によって過剰なまでの監視社会になった先進国が平和になっていくのに対し、途上国では内戦が激化している近未来世界。虐殺の起きる国に共通して一人の男が関わっていることを突き止めた米政府は、米情報軍に勤める主人公クラヴィスにその男ジョン・ポールを捜索する任務を与える。