海外SF小説の業界で高い評価を受けているスタニスワフ・レムの連作短編集。一応ユーモアあふるる書き方になってはいるが、かなりハードルの高い作品だった。
「小説」カテゴリーアーカイブ
蠅の王 – ウィリアム・ゴールディング
メタルギアソリッドV ファントムペイン – 野島一人
人気ゲームMetal Gear Solid V The Phantom Painのノベライズ版。原作ゲームの未完成ぶりにモヤモヤしていた私は衝動的に買って読みふけってしまった。
クリムゾンの迷宮 – 貴志祐介
角川ホラー文庫のレーベルで出ているが、ホラー要素はあまり強くない。完全にサバイバルものだった。何かでミステリと聞いた記憶があるが要素はあるもののミステリでもない気がする。
郵便配達は二度ベルを鳴らす – ジェイムズ・M・ケイン
汝、コンピューターの夢 (〈八世界〉全短編1) – ジョン・ヴァーリイ
動物農場 – ジョージ・オーウェル
「1984年」で有名なジョージ・オーウェルの中編。1984年は管理社会を書いたが、この作品は一度管理から解放され自治を行った者たちの社会を書いており、内容的に姉妹作的な関係にある。
伝道の書に捧げる薔薇 – ロジャー・ゼラズニイ
櫻子さんの足下には死体が埋まっている – 太田 紫織
2015年10月からTVアニメ化したライトノベル。骨が大好きという変わった趣味を持つホームズ役の櫻子さんを、ワトソン役の少年の視点で描写するタイプのミステリ。
屍者の帝国 – 伊藤計劃, 円城塔
2015年10月に映画化した作品。故人となった伊藤計劃の設定を受け継いで円城塔が完成させたという経緯があり、更に古典フィクションのキャラが登場するパスティーシュでもある、という珍しい作品である。