推しが武道館いってくれたら死ぬ – 平尾アウリ

アイドルの話……ではなくドルオタの悲哀を描いた漫画。読んでてすごい辛かった。これホラー漫画だよ……。

一応ジャンルとしては「普通は男性オタが好むようなことを女性がやってる」というよくあるパターンの漫画ではあるんだろう。ただそういう場合って、そのキャラを萌え対象のキャラにするのだが、この作品はその対象となっているのがアイドルの舞菜の方なので毛色が若干違う感じがする。

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作中に登場するアイドルグループChamJamの最下位人気の舞菜と、最古参にして唯一の舞菜推しである女オタ、通称えりぴよがアイドルとドルオタとして接する話。

アイドルがどうとか関係無しに、私は間の悪さとか空気の悪さみたいなものにかなり敏感で、その時点で対人はもう無理……って感じの人間である。なのでアイドルとドルオタの間の空気みたいなのって見てるだけでも凄い恐怖があるのだが、しっかりその辺も再現されている。コメディ調ではあるものの、やっぱりウワァァァってなる……。

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読んでて思うのだがドルオタって「それ言ったらオシマイじゃねぇか!」「それ言うなよぉッ!」ってのめっちゃ多いんだな……。「相手が人間って怖くね?絶対に好きか嫌いかで判断されるってことじゃんね」とかもヤバい。

まったく予想してなかった部分なのだが、えりぴよが舞菜にぞっこんなのは当然として、舞菜側もえりぴよのことを気にかけているので百合の要素があるんだな。といいつつ、普通にえりぴよはくまささんとキテルよねコレ……と思うわけですが……。

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