「なんで春日影やったの!!!!!」
2023年Q3放送。人気シリーズ「Bang Dream!」の(番外編を除くと)4期目のアニメとなり、主人公チームを一新した新シリーズとなった。既に円熟の域に達しているIPだった為初見は余り多くなかったはずだが、後半の展開が話題になってからは一気に火が付いた作品となった。
2023年の百合界隈でブッチ切りNo.1で弄られた「なんで春日影やったの!?」の震源地が本作となる。
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作品紹介
INTRODUCTION
高1の春の終わり。羽丘女子学園では誰も彼もがバンドをしており、
遅れて入学した愛音も早くクラスに馴染めるよう、急いでバンドメンバーを探す。
そんな中、「羽丘の不思議ちゃん」である燈がまだバンドを組んでいないと知り、
愛音はなんとなく声をかけるが……。傷だらけで不格好な、私たちの< 音楽 ( 叫び ) >。
迷子でもいい、迷子でも進め。 - 公式サイト
前置き
シリーズを中途半端に知っていたが、本作は未見。バンドリも最初のアニメ(2017年)から数えて6年も経過しているわけで、追っていないから今更見るのもなぁと思っていたら、凄い盛り上がっているので当時驚いた。
未見ではあるものの百合厨なので界隈にいると情報入りまくるもんだから有名な部分は大体知っていた。そういうわけでアベムジカ始まる前にどこかで見ておこうと思っていたのだが、来期アニメの録画予定を入れるために、2025年Q1の予定を調べていたら
Web「『BanG Dream! Ave Mujica』、2025年1月2日23時からTokyoMXで放送開始」
私「えっ!?」
Web「『BanG Dream! Ave Mujica』、2025年1月2日23時からTokyoMXで放送開始」
私「ええ……」
予想より急だった。というか3が日からやると思ってなかった。ブシロードってTokyoMXと懇意すぎて、こういう日取り取れるもんだから無茶するよな……。前はシリーズを1日中流してたこととかあったよな。
そういうわけで新年早々、元旦から履修することになるのだった。というか、この急さもさることながら放送(2023年6月~)から1年以上経過していることに驚いてしまった。百合厨必修科目なのに今まで何してたんやろうね……。
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感想
超高水準のギスドリで素晴らしかった。お砂糖のように甘い百合より、グチャドロの人間関係が出てくる百合が好きなのだが、まさしくそういう内容の作品。なんかもうしょっちゅう「も、もう見てらんねえ……!!」って感じになるよね。
生々しい感情剥き出しになるのにヘイト管理しっかりしているからか悪感情も生まれないというか、ちゃんと作中で批判されるって大事だな。冷静に文章化すると「ホンマにクソやなぁ」ってなる人間性を描いた上で人気があるキャラクターって良いな。
グチャドロばっかり言われるけど、伏線の置き方・組み立て方とかも上手いよね。中盤まで絡みが無いように見えるらーなちゃんが、りっきーの「ギターは燈のMCの後だからな」って台詞通りにギター弾き始めたもんだから、そこからなし崩しに春日影始まって、あの伝説の名シーンに繋がるのはホンマに痺れたよ。ここで長崎そよがこんなにグワッ!!!って食いかかったのに、りっきーに「だからなに?」って速攻で潰されてるのも衝撃だった。
自分がまさにそうだけど、もう何年もやっているIPに途中から入るのはちょっと……って感じだった人を沢山呼び込んで盛り上げたのは素晴らしい。百合厨だからこそ百合界隈の保守的な部分を肌感覚で知っているつもりなのだが、こういうゴリゴリのシリアス路線に舵切っても評価されるのはかなり凄いな。
実のところ個人的にバンドリって「初期にそういう路線やったけどウケよく無かったから路線変えていった」ような印象有る(なんか未だに1期アニメでの、おたえの宇宙人感の印象が抜けない)んだけど、IPが円熟したから「ファンも付いてきてくれるやろ」って踏み切ったんかな。
終わりに
猛烈な滑り込み視聴になったが、13話で後半が完全にアベムジカの話になってたもんだから(これ当時何も言われなかったんだろうか?)、期せずしてそのまんま続き見る感じになった。
まぁでもリアルタイムで見ておけば良かったよ。7話~10話辺りは見た後感想書いたり聞いたりしたい感じだったもんな。当時「なんか……凄いことになってるな……」ってなってたけど無理もないな。
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