1993年にリリースされた作品を約30年後の2024年にリリースしたリメイク作品。
自分が知る限りゲームにおける最高のリメイク作品である。「名作ではあるが色々な意味で怪作」という人に勧めづらかった作品が、まさか普通に進められる名作になるとは意外だった。作品をかなり理解していないと出来ないよう手の入れ方をされていて、色んな部分に「英断」を感じる。
1993年にリリースされた作品を約30年後の2024年にリリースしたリメイク作品。
自分が知る限りゲームにおける最高のリメイク作品である。「名作ではあるが色々な意味で怪作」という人に勧めづらかった作品が、まさか普通に進められる名作になるとは意外だった。作品をかなり理解していないと出来ないよう手の入れ方をされていて、色んな部分に「英断」を感じる。
ファンタジー作家タニス・リーの中編2編で構成された書籍で、表題作の『冬物語』の主人公オアイーヴは、ゲーム『ロマンシングサガ2』に登場するオアイーブの元ネタとされている。
それでリメイク作品の『ロマンシングサガ2 リベンジオブセブン』の発売をきっかけに読んでみたのだが、あくまで名前をオマージュしていると言うだけで各要素は特に似通っていない気がする。後述するが、河津秋敏によると特定のキャラクターというより「タニス・リー作品自体がロマンシングサガ全体のモチーフになっている」という感じらしい。
スクウェア・エニックスのRPGゲーム、『サガ』シリーズには時折SF作品が元ネタになっていると思しきネーミングが出てくる。本稿ではそれらをまとめていく。