何もかもジョークなんだよ…みんなが大仰に崇め奉っているものも、後生大事に戦い守っているモノも…すべては桁外れにバカげたジョークさ
だったらそいつを楽しみゃいいだろ?なのに…
おめぇはなぜ笑わねぇんだ?
1988年、アラン・ムーア作。50ページも無い短編であるにも関わらず、本作以降のバットマンとジョーカーの解釈におそらくもっとも強い影響を与えている。
何もかもジョークなんだよ…みんなが大仰に崇め奉っているものも、後生大事に戦い守っているモノも…すべては桁外れにバカげたジョークさ
だったらそいつを楽しみゃいいだろ?なのに…
おめぇはなぜ笑わねぇんだ?
1988年、アラン・ムーア作。50ページも無い短編であるにも関わらず、本作以降のバットマンとジョーカーの解釈におそらくもっとも強い影響を与えている。
シリーズ再スタートを契機として描かれた『バットマンの最終回』で、原題は『Batman: Whatever Happened to the Caped Crusader?』。もっとも長い歴史を持つヒーローの一人であるバットマンにふさわしい最終回として、幻想文学作家としても著名なニール・ゲイマンが出した答えとは?
1980年代後半に確立された「文芸指向で大人向けの暗いバットマン」作品の代表的作品で、ヴィランに負けず劣らずのバットマンの狂気を描く。なお同タイトルのゲーム作品があるがそれとは別物。
映画『ダークナイト』に大きく影響を与えた、ミステリ、ノワール仕立てのバットマン作品。バットマン、ゴードン、デントの結束が崩壊し、事件が終了しても誰が犯人だったのか明確にはならない、終始陰鬱な話である。
読んだ後に気が付いたのだがこのタイトルって、作中では「ハロウィーンから始まった一連の事件」を指しているが、メタ的にはバットマンの登場でマフィア勢力が弱くなって、代わりに「仮装した個人(ヴィラン)が台頭する長いハロウィーン」が始まることを暗示しているんだな。
バットマンのオリジンである『イヤーワン』、それに続く『イヤーツー』を収録。人気ライターのフランク・ミラーが担当しているイヤーワンの評価が高いようだが、個人的にはバットマン設定の美味しいところが山盛りになったイヤーツーの方が好き。