人気シリーズの第一作。メル・ギブスンの大出世作となったオーストラリア映画である。
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2015年放映のシリーズ4作目「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に先駆けて前3作が宣伝のために放送されたのでそれで見ることになった。
「斬新な表現や内容でその後に大きな影響を与えた作品は、数十年してからみると何が斬新なのか分からない」という現象がある。影響を受けた子作品、さらにその影響を受けた孫作品が大量に存在するようになるので、後の世代から見るとそれが当たり前になってしまうのである。
マッドマックスは直球で上の現象が起きている作品である。未来世界を超技術の恩恵を受けられる夢の世界でなく、荒廃し暴力が跋扈する世界として描いて当時衝撃を与えた。しかし、今となってはそんな世界観の作品は雨後の竹の子よろしく存在する。
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そして実際今見ると色々と陳腐である。背景がだだっ広い原っぱなことが多いので、なんだか間抜けに見える構図も多く、凄惨な場面を前後だけ見せたり、登場人物の表情で表すシーンも多い(ので、最後トラックの下敷きになるシーンだけしっかり撮影されてるのですごい戸惑うのであった)
どうあれ一度は見る価値のある映画である。この機会に見れて良かった。
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