早いもので2016年春期から始まった作品も一クールなら終了の時期である。以下は各作品の雑感。
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終了作品
ハイスクールフリート(はいふり)
怪作である。どういう作品として受け取ればよいのか戸惑ったのは私だけではないらしく、ネット上で「いったいどうなるんだこれ?」と話題になった(気がする)。
2話の最後で主人公の幼なじみのピンチで引きになっておきながら最終回付近まで触れられない、とか最終回まであと2回しか残されていない第10話が「これ普通はBDについてくるオマケ回でやる内容だよね……?」みたいな内容だった、とか唖然とすることは多々あったが基本的に構成に難があったんだろうな。
よく比較されるガルパンが大会で優勝するというシンプルなストーリーだったのに対して、これは1クールでやる作品としては複雑である。主人公らの船が味方のはずの船に攻撃される→お尋ね者になる→原因がネズミを媒介としたウイルスによるものだと判明する→疑いが晴れる→ワクチンが行き届いていない船があるので救出任務につく→最後は武蔵を助けることに……というのは凄い複雑だ。
大抵の人は反逆者にされてしまった晴風が孤軍奮闘するような内容だと思っていたはずである。しかし、海上でどうやって……?と思っていたら全然そんなことにはならなかった。まぁ一応割とまっとうな終わり方をしたので良かったと言えば良かったのか……。
甲鉄城のカバネリ
進撃の巨人みたいとは言われつつも、劇場版レベルの作画でオリジナル作品ということで期待を寄せられていた作品。であるが、ラスボスである美馬(びば)が出る中盤あたりから展開に難が出始め失速。(どうでもいいが、ネット上でこの現象をVIVAゴケと表現している人がいて吹いた)
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いわゆるゾンビものである本作で人間同士の争いになるのは定番なのだが別にやらなくてもなぁ……。元々、展開の為にモブキャラが凄い馬鹿になっている感じがあったが、終始それが原因でストーリーが展開するのも……。
来期も続く作品
クロムクロ
P.A.ワークスのロボットものということで色々期待してたのだが、信じられないくらい展開が遅い。そんなに引き出しが無いなら1クールにすべきだったと思うのだが……。と思いきやネット上のPAワークスファンには日常描写が割と好評のようである。
マクロスΔ
実はマクロスシリーズを見るのは初めてである。なのでこれまでのシリーズとの比較は正確には出来ないのだが、印象と色々違った。ただしネット上の意見を見るとシリーズ視聴済みの人も似たような印象であるらしい。なんか地味なんだよな……。
その他
「くまみこ」が最終回を迎えるに至って悪い意味で話題になった。最終話放映後、原作者が自サイトで苦言と見られる発言を掲載する→脚本担当のピエール杉浦が自身のTwitterアカウントを削除、Facebookに掲載した担当作品から「くまみこ」を消すなどの対応を取る、という流れがあった。
私自身は一話切りしていたので実際に見たわけではないのだが、終盤に(中途半端に原作の台詞を流用した)オリジナルの展開があったらしくそれが不評だったようだ。脚本家の取った行動はネットが当たり前になった現在にとっては最悪の手法だと思う。消した事実が簡単に広まるから、消すと逆効果だと思うのだが……。
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