知る人ぞ知るといった評価の作家ルーシャス・シェパードの連作短編シリーズの第1巻となる。魔法によって動くことが叶わなくなり、その体がある種の自然環境となった巨竜グリオールを取り巻く人間模様が書かれている。ドラゴンという「ファンタジー作品の定番」は幻想的な話を想起させるが、本作に書かれた物語はそれを裏切るように泥臭い。
この記事を挙げた現在ではkindle unlimitedの対象であるので、本サービス利用者は手に取りやすい作品と言える。
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ファンタジー作家タニス・リーの中編2編で構成された書籍で、表題作の『冬物語』の主人公オアイーヴは、ゲーム『ロマンシングサガ2』に登場するオアイーブの元ネタとされている。
それでリメイク作品の『ロマンシングサガ2 リベンジオブセブン』の発売をきっかけに読んでみたのだが、あくまで名前をオマージュしていると言うだけで各要素は特に似通っていない気がする。後述するが、河津秋敏によると特定のキャラクターというより「タニス・リー作品自体がロマンシングサガ全体のモチーフになっている」という感じらしい。
3作目の「ウィッチャー3 ワイルドハント」が大ヒットしたウィッチャーシリーズの原作小説。既に長編1巻目のみ「エルフの血脈 (魔法剣士ゲラルト)」というタイトルで翻訳されていたが、2巻以降が無くゲームが大ヒットした影響でプレミア状態になっていた状態だったものを、専門用語をゲーム版に準拠した上で長編全5巻が翻訳される運びとなった。