邦題の副題の通り、トラと一緒に太平洋を漂流する話であるが、単純なサバイバルものというわけではない。また漂流はメインのストーリーではあるものの、そこに至るまでの主人公の人生にも尺を割いているし、見終わるとその部分が重要であることに気付くつくりになっている。
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紙の動物園 – ケン・リュウ
中国系アメリカ人であり、中国文化を背景にしたSF作品で注目を集める劉宇昆(リウ・ユークン、英名:ケン・リュウ)の日本オリジナルの短編集。表題作の「紙の動物園」はヒューゴー賞とネビュラ賞と世界幻想文学大賞という、SF・ファンタジーの代表的な3賞を同時受賞するという史上初の快挙を成し遂げた。
ドリフターズ 5巻 – 平野耕太
デッドプール
20億の針(新訳版) – ハル・クレメント
「重力への挑戦(早川だと「重力の使命」)」などで有名なSF作家ハル・クレメントの長編デビュー作。
1950年作品で、帯の宣伝にもあるとおり漫画「寄生獣」や映画「ヒドゥン」の様な共生生命SFの原点となった作品である。新しく新訳版が出たので読んだ。
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起
ファーストガンダムの前史を描いた安彦良和の漫画の映像化。キャスバルが本物のシャア・アズナブルと入れ替わり、ジオン士官学校で出会ったガルマと共に連邦軍駐屯部隊の鎮圧を行うところまでを扱う。
ニュースの天才
1998年に実際に起きた事件を元にしたノンフィクション映画。
政治雑誌の「The New Republic(ザ・ニュー・レパブリック誌)」は大統領機に乗せられるような伝統のある雑誌であったが、そこに所属する若手スター記者スティーヴン・グラスが約三年間にわたって捏造記事を書いていたことが明らかになるというスキャンダルを映像化している。
Kindle Paperwhite (第7世代)を購入
Amazonの電子書籍Kindle専用の端末であるKindle Paperwhiteを購入した。私は電子書籍はKindleで揃えているので、これですべて読むことが出来る。
企業不祥事の研究 経営者の視点から不祥事を見る – 井上泉
企業の不祥事のニュースが絶えない昨今であるが、私がネット上の情報ばかり見ているからか、口さがないというか感情的になりがちなものが多い。一度お堅い内容というか、きちんと資料を調べて原因や法則について体系的に考察した本を見ておきたいと思っていたので読んだ。
なお著者の井上泉は損害保険ジャパン、東日本高速道路の役員OBでタイトルにある「経営者の視点から」というフレーズは、「不祥事を起こした企業の経営者の発言やインタビューを元に」という意味ではない(当然関係者の公的な発言も資料の一つではあるが)。
ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの乱逆 – 上遠野浩平
上遠野浩平の老舗ライトノベルの最新刊である。私はKindle待ちだったので紙の本で読んでいる人からは約二ヶ月遅れて読むことになった。
谷口正樹と、カミールこと織機綺が再登場。ちなみにスプーキーEが夢の中ではあるもののまた登場(またかよ!)。統和機構のメンバーの一部が集まってできた<アンチタイプ>と<カウンターズ>という組織が、合成人間でありながら特別な能力を発現させていないカミールの特異性に注目し、彼ら合成人間の未来に関わりうる可能性の奪い合いを始める。